洗口剤について

あけましておめでとうございます。
衛生士の石橋です。
今年もよろしくお願いします。

相変わらず寒い日が続きますね。

冬は風邪予防に洗口剤(うがい薬)を使う方が増えているのではないかと思い、今回は洗口剤について書いていきたいと思います。
洗口剤は、口腔内の病原菌を減らすのを目的に使用します。

お口の中の細菌が1番多くなるのは寝ている時です。

寝ている時は唾液の分泌量が少なくなり、細菌が増えやすい環境になります。
朝起きた時、お口の中がネバネバしたりするのはそのせいです。

なので、寝る前はなるべくお口の中の細菌を減らしておくことが大切です。

夜、歯磨きをした後、洗口剤を使う事でより細菌を減らす事ができます。

菌は減らす事はできてもゼロにはできないので、寝ている間に増えます。
朝起きたらご飯を食べる前にお水でいいのでうがいをすると良いと言われています。

たまに、洗口剤を使えば歯磨きをしなくてもいいと思っている方がいらっしゃいますが、もちろんそんな事はありません。
洗口剤はあくまで補助用品なので、プラーク(歯垢)を除去するには、しっかりとブラッシングをする必要があります。
プラークという菌の塊を落とした後、口の中に残っている細菌を減らすのに洗口剤有効です。

ブラッシング+洗口剤 という組合せで使うと効果的です。
洗口剤を使う時、効果が高くなるのでは。と原液、もしくは濃い濃度で使用していませんか?

口の中は手などと違い、全体が粘膜で覆われています。
手で洗口剤に触れても特に何もありませんが、粘膜には刺激が強く、炎症したり、酷いとただれてしまう事もあります。
せっかく使うのなら、しっかりと効果的を得られるように製品ごとに決まっている用法、用量を守って使ってくださいね。