歯科治療におけるデジタル化

9月7日、月に1回の勉強会に参加して来ました。
勉強会の最後に特別講習として、(株)ヨシダさんから近年の歯科治療におけるデジタル機器のレクチャーがありました。

皆さんも3Dプリンターという言葉をTVなどで一度は耳にされた事があると思います。
3Dプリンターは光学スキャナ(カメラ)でデータを読み取り、それを設計図として、その断面形状を付加加工で積層して立体物を作成します。
(株)ヨシダさんの話によると、歯科においても光学スキャナで口腔内のデータを読み取る事で、従来歯形を取っていた作業を省く事が治療のケースによってですがかなり高いレベルで出来るようになってきたそうです。

虫歯の治療に必要な技工物「被せ物」「詰め物」は歯形を取る事から始まり、多くの技工過程と、技工士さんの熟練した技術によって1つ1つ手作りされるものです。
そのためどうしても技術的に差が出たり、時間が掛かる事は避けられない問題でした。
今後、デジタル化で省略できる操作や、機械による作製が可能になる事で、技工物の均一化、作製効率が上がる事が期待できます。
また、デジタル化が急速に進む事で、今までになかった治療方法が数年後にはスタンダードなものになるかもしれません。

今後も患者様にとってプラスになる事であれば、治療に限らず積極的に取り入れて行きたいと思っています。