歯間ブラシについて

衛生士の石橋です。

今回は歯間ブラシについて書いていきます。

加齢や習癖、治療後の補綴物(被せ物や詰め物)の形態によりできた隙間の清掃に、歯間ブラシはとても有効です。

先日患者さんから
「歯間ブラシを使うと余計に歯茎が下がってしまうのではないか。」
と質問がありました。
確かに、歯間ブラシが入るスペースのないような所に無理に歯間ブラシを使おうとすれば歯肉退縮の原因になりますが、その部位に合ったサイズを使い、適切に操作をすればとても良い清掃器具です。
歯間ブラシにはメーカーにもよりますが、LL〜4Sまでと幅広くサイズがあります。
狭い隙間に大きいサイズは入りませんし、大きな隙間に小さいサイズを使えば、清掃はできますが効率が悪いです。
隙間に入れた時に痛みや抵抗がなく、動かした時にブラシの感触がわかるものを選ぶと良いと思います。

歯茎を傷めてしまう危険が高いのは歯間ブラシを隙間に入れる時です。
斜めや上からブラシを入れると歯茎に傷をつけてしまいます。
奥歯の方は頬や舌があり少し難しいですが、基本的には真横から入れます。
慣れるまでは鏡を見ながら使うようにしましょう。
鏡を見ながら使ってもうまく入らない場合は無理せず、ご質問頂ければと思います。

今年もあと僅かですね。
年末は忙しくなりますが風邪など体調崩されないように気をつけて下さい。