歯科衛生士の松原です。
2018年になりました。本年もどうぞよろしくお願い致します。
今回は虫歯の進行について書いていきます。
虫歯はC0〜C4までの段階に分けられ、それぞれの進行に伴った治療が行われます。
まずはごく初期の虫歯の状態であるC0について説明していきます。
歯の一番表層のエナメル質が少し溶かされて、白や茶色に濁ったりします。(エナメル質については前回のブログを参考にしてください。)
また噛み合わせの面の溝に茶色く変色がみられることもあります。
この段階では痛みなどの症状はほとんどありません。
削らずにフッ素塗布や定期的なクリーニング、ご自宅でのセルフケアなどで様子を見ることもあります。
次にC0よりも1段階虫歯が進行したC1について説明します。
この段階ではエナメル質のみが溶かされ歯に穴が開いた状態です。
C1では虫歯がエナメル質にとどまっているため痛みはほとんどありません。
ですが、穴が開いている状態ではセルフケアは難しくエナメル質を越えた虫歯の進行スピードは速くなるため、通常は虫歯を削って詰め物をして治療します。
虫歯が出来た場所により、詰め物の種類は変わります。
虫歯は1度出来てしまうと基本的には元には戻りません。
経過観察をしていく大きさの段階の虫歯でも注意してフッ素を使用するなど、進行をなるべく抑え維持していけるようにセルフケアをする必要があります。
次回はC2〜C4の虫歯の進行について書いていきます。