歯周病について

歯科衛生士の松原です。

歯周病についてどのくらい知っていますか?

最近ではCMでもよく耳にします。

歯周病は歯茎や歯を支える歯周骨などの病気です。

歯周病は「歯周ポケット」と呼ばれる歯と歯ぐきのすき間にある溝に残った汚れや、歯ぎしりくいしばりなどの過重負担が原因でおこります。

歯みがきが不十分で磨き残しがあると、次第に歯周ポケットには細菌の塊である汚れがたまっていき、歯ぐきの内部で炎症を起こします。

また歯ぎしりやくいしばりなどの過重負担や歯並びによる早期接触があると、歯を支えている歯周骨が吸収する原因になり、より歯周ポケットが深くなり、清掃不良が起こりやすい悪循環が起こります。

日本では現在20歳以上の約72%、40代~60代では80%以上が歯周病に罹患してと言われています。
*厚生労働省23年歯科疾患実態調査 N = 4,253人

歯周病はなかなか症状が出にくく、また痛みを伴うことが少ないので重度になるまで、放置してしまう方が多くいらっしゃいます。

次回は歯周病の進行について説明していきます。