舌のお手入れ

歯科衛生士の松原です。

今日は舌のお手入れについて書きたいと思います。
皆さんは舌ブラシをご存知ですか?

歯に付着する歯垢などと同様に、舌にも汚れが付着します。

その舌の汚れ「舌苔」は口臭の原因のひとつにもなります。

歯をブラシでお手入れするように、舌のお手入れも必要です。

ただし、舌はとてもデリケートなので、通常の歯ブラシで磨くと舌を傷をつけてしまい、ばい菌感染を起こしてしまったり逆効果となります。

必ず舌専用のブラシを使用し優しく磨くようにしましょう。
回数は週2〜3回、汚れが気になった時に使用することで十分に汚れを落とすことが出来ます。

磨く際は、必ず奥の方から手前にブラシを動かします。
逆に動かすと、汚れが奥の方へいってしまうので注意しましょう。
また奥の方を磨こうと、頑張り過ぎてしまうと嘔吐反射を起こします。

舌の汚れを綺麗にしようとして強く磨き過ぎてしまったり、回数を頻繁に行うと舌の表面が荒れてしまったり傷になり、こちらも逆効果となりますので注意しましょう。

歯磨き粉には研磨の成分が入っていることがほとんどなので、舌のお手入れには使用しません。

舌ブラシは当院や薬局、量販店にて購入することが出来ますので、使用した事がない方はぜひ試してみて下さい。