こんにちは。
歯科医師の玉田です。
今回は子供の虫歯予防についてです。
正しい食生活、フッ素、歯磨き、歯科検診、キシリトールが重要です。
①正しい食生活
子供は食生活が乱れただけですぐにむし歯になってしまいます。3度の食事を規則正し摂っていれば良いのですが、いつもおやつや甘いジュースなどを食べたり飲んだりしている「だらだら食べ」の子供は口の中が常に酸性に傾きむし歯になりやすくなります。
②フッ素
ミネラルの一種で歯質を強化虫歯菌の働きを抑制する効果があります。うがいが出来るようになったらフッ素入りの歯磨剤を使い始め2~15歳頃までは定期的に高濃度フッ素を塗ってもらうと予防効果が高いです。
③歯磨き
エナメル質を丈夫にするためには唾液からミネラルを取り込んだり、フッ素で歯質を強化する必要があります。しかし歯磨きしていない汚れた歯ではミネラルが十分吸収されず十分なフッ素の効果が期待できないため、歯磨きをしっかり行うのは非常に大切です。
④歯科検診
歯科医院では歯の磨き方や食生活を指導してもらえるほか、親では気づかない初期のむし歯も発見してもらえます。初期段階であれば歯を削らず、歯磨きを念入りに行うことでむし歯になりかけの歯を治療せずにすみます。
⑤キシリトール
虫歯菌の中でも特に悪玉ミュータンス菌の活動を抑えたり唾液の分泌を促す働きがあります。ガムを食べるときはキシリトール入りのガムを5分以上噛むのが理想です。
以上5つのポイントを押さえると虫歯になる確率は下がるので1つでも実行していきましょう。