定期検診について

衛生士の石橋です。

今回は定期検診について書いていきます。

やまもと歯科医院の定期検診では、検査とクリーニング、必要に応じてブラッシング指導を行っています。

まず、口腔内を確認し、歯周ポケットの深さ、炎症の有無、歯の揺れがないかを検査します。

歯周ポケットが4mm以上ある場合は歯周病の疑いがあります。

4mmだからといって、すぐに歯周病と判断できるものでもありません。

4mmを超えるポケットは、検査時に出血する事が多いです。

出血するという事は、炎症が起きていると判断できます。

多くの場合は、歯肉に限局した炎症で、歯周組織の炎症までは波及していませんが、放置していれば歯周組織の炎症へ進行してしまいます。

その為、検査をし、注意が必要な場所を確認する事が重要になります。

検査後は、汚れが残っている場所、検査の結果、注意が必要な場所を実際の口腔内で確認していきます。

現在の状態を確認後、クリーニングをしていきます。

やまもと歯科医院では、上下2回に分けてクリーニングを進めていきます。

通常、保険診療でのクリーニングでは、歯石除去のみで、着色は落としませんが、着色が残る事により、汚れが付着しやすくなり、むし歯、歯周病の原因となると考える為、できる範囲で着色の除去も行っています。

細かい溝に入ってしまい落ちなくなった着色などが残ってしまう事はありますが、可能な範囲で綺麗にしていきます。

その為2回お時間を頂いています。

また、既に治療をしている部位に関しても、適合不良になっていないか、二次的なむし歯になっていないかを確認しながらクリーニングをしていきます。

クリーニング中、疑わしい所があった場合は、必要に応じてレントゲンを撮り、再治療が必要か担当医と相談をしていきます。

レントゲンを撮影する事で、目に見えない骨の状態や、治療後の状態を確認する事ができるので、適合不良がなくても12年おきに全体的なレントゲン撮影をおすすめしています。

定期検診は、患者さんの口腔内の状態により、36か月おきの受診をおすすめしています。

検診時期が近くなったらおハガキでお知らせをお送りしていますが、その前に気になる所があったり、お痛みがあればご連絡ください。

JIADSペリオコース参加

歯科医師の玉田です。

JIADSの6か月間のペリオコースを参加させて頂くことになりました。

11月7日8日はペリオコース第1回が開催されました。

今回の内容は歯周組織の基礎構造とSRP、模型を使ったModified Widman Flapを行いました。

MWFは歯間乳頭を保存できるため前歯部など審美的な場所にも適しています。

また、縫合の種類についても勉強し、模型実習を行いました。

 

次回は12月5日と6日にあります。

そのため12月5日の土曜日が休診となります。

患者様にはご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。

JIADSペリオコース受講に関して

今月11月7日(土)8日(日)からJIADSペリオコースを受講します。
自分は6年前に受講をさせて頂いた歯周病治療に特化した半年間に及ぶ長期の実習コースです。
歯周病の基礎から高度な歯周外科までを習得するものです。
全国から受講希望の先生方が多く、現在受講できるのは1~2年先になります。

今回、そのペリオコースに当院の玉田先生が11月から受講するので、そのペリオコースのアシスタントとして自分は参加させて頂けることになりました。

つきましては、11月より半年間、月1回の土曜日、日曜日の休診日を頂くことになり、ご不便をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。

この受講を今後の診療に生かしていきたいと思っています。

中等度歯周炎について

こんにちは。

歯科医師の玉田です。

今回は中等度歯周炎についてです。

中等度歯周炎は歯周ポケットが4~6mmまたは歯槽骨吸収度が30~50%の状態です。

歯茎から出血がある、歯が長く見える、歯がぐらぐらするなどの症状がでます。

中度歯周炎においても、プラーク・歯石を除去することが治療の基本になります。

ポケットが深くなっているため、歯石を完全するのが難しいケースがあります。

その場合は、歯周外科手術が必要になることもあります。

歯周病が進行するとポケットが深くなるため予防するためには毎日のブラッシングが重要になってきます。

次回は重度歯周炎についてです。

親知らずについて

衛生士の石橋です。

今回は親知らずについて書いていきます。

親知らずは、1番奥に生える8本目の歯です。
正式には第3大臼歯といい、名前の通り大きな歯です。

しかし最近は退化傾向にあるため生える方向が曲がっていたり、骨の中で成長しきって口腔内に出てこなかったり、本来よりかなり小さいものになったりしている人が多いです。
人によっては歯自体が作られない事もあります。

骨の中に埋まっていれば基本的には悪さをしませんが、曲がって生えたり、半分しか生えていない、もしくは口腔内には出てきていないが骨からは出てきているというような状態だと体調を崩した時や抵抗力が落ちた時などに腫れが出る可能性があります。
また、清掃が十分に行えないため、虫歯のリスクも高くなります。
曲ったり半分しか出てきてない場合、第2大臼歯にぶつかっている事が多いため親知らずだけでなく機能している手前の歯にも虫歯ができる可能性が高くなってしまいます。
歯肉の下で虫歯になった場合、治療が困難なため7番目の歯まで抜かなければいけなくなってしまいます。

歯科での専門的なクリーニングをしても、歯肉の下まではお掃除できません。
必要があれば抜歯をおすすめします。

ただ、親知らずを抜くときには注意が必要です。
上の歯の場合は上顎洞という空洞に隣接している場合、歯を抜いたときに穴が開いてしまう事があります。
下の歯の場合は下歯槽管という血管と神経が通る管があり親知らずが隣接している場合があります。
下歯槽管に触ってしまうと痺れが出たり大量出血の可能性あります。
そのようなリスクの高い場合は大学病院を紹介させて頂き、専門医に抜歯して頂きます。

今の自分のお口の中がどういう状態なのか検診などで確認してみましょう。

JIADS「ペリオ6か月コース」参加のお知らせ

来月11月7日(土)8日(日)からDr玉田がJIADS「ペリオ6か月コース」に参加致します。

「ペリオ6か月コース」は現在30~40代の約80%が罹患しているという歯周病治療に特化した勉強会です。
自分も6年前に受講をさせて頂きましたが、過去受講した多くの勉強会の中で一番臨床に生かせる知識や技術を指導して頂いたと思っています。
受講後の現在も月1回、引き続き勉強会に参加しています。

「やまもと歯科医院」の治療技術をさらにレベルアップするためにDr玉田も来月より受講することになりました。
また、自分もその際勉強会のアシスタントとして参加させて頂きますので、6か月の間の月1回、土日を休診させて頂きます。

ご迷惑をお掛け致しますがご協力の程宜しくお願いします。

軽度の歯周炎について

歯科医師の玉田です。

今回は軽度の歯周炎についてです。
歯周ポケットの深さ3〜4mmで歯を支えている歯槽骨が溶け出した状態で、歯みがき時に出血したり、歯がうずき、歯ぐきが腫れぼったく感じるのが特徴です。
一般的な初期の段階では無症状なことが多いです。
治療としては超音波やスケーラーと呼ばれる特殊な器具を使用し、歯の表面や根の周りに付着した歯垢や歯石の除去を行います。
軽度歯周病の治療は、患者さんによる歯磨きと、歯科医院における歯石除去がメインとなります。
次回は中等度歯周炎についてです。

歯周病と糖尿病について

衛生士の石橋です。

今回は歯周病と糖尿病の関連について書いていきます。

まず、歯周病とは、口腔内の病原菌により、歯肉や、刺繍組織に炎症が起こり、歯を支える骨が吸収し、進行すると歯が抜けてしまう病気です。

中等度以上の歯周炎が口腔内全体にある場合、炎症を起こしている歯肉の面積は掌程度といわれています。

深くなったポケットの中は、自分でケアをする事が困難な為、歯科での治療をしなければ、炎症している部分が回復せず、出血、排膿をし続けます。

出血するということは、ポケット内に傷があるという事です。

その傷から病原菌が入り、血流に乗って全身に回ります。

血流に乗り全身に運ばれた炎症関連の物質は、血糖値を下げるホルモンのインスリンを効きにくくする作用があるといわれています。

その為、歯周病の治療をせずに放置していると、糖尿病の発症リスクが高まり、進行しやすくなります。

歯周病は気づかないうちに発症、進行しています。

定期的に検診を受け、自分の口腔内の状態を確認しましょう。

コロナ下における新体制

開院から勤務してくれていた松原歯科衛生士がご家族の都合で5月いっぱいを持ちまして退職となりました。
開院から担当させて頂いた患者様には担当変更において色々とご不便をお掛け致しました。
ご協力ありがとうございます。

松原歯科衛生士は患者様からはもちろんのことスタッフ、院長からの信頼も厚く、退職の大きな穴を埋めること容易ではありませんでしたが、新たなスタッフの加入と共に6月・7月はスタッフ全員で患者様に満足して頂けるような新体制作りに取り組んでまいりました。

それに伴い、衛生士業務や定期検診は石橋歯科衛生と新たに加入した金井歯科衛生士が担当致します。
歯科助手業務は新たに加入した堀助手が担当致します。
受付業務は引き続き、受付専属スタッフとして受付太田が担当しております。

今まで以上の患者様の診療環境を作るべく、スタッフ一丸となって医院作りに努めてまいります。
今後ともよろしくお願い致します。

龍轟山明王院にて

歯ぎしりについて

衛生士の石橋です。

今回は歯ぎしりについて書いてきいます。

歯ぎしりというと、多くの方が、寝ている間にギリギリするものと思っているとのではないでしょうか。

歯ぎしりは寝ている間だけではなく起きている時も見られます。

本来、リラックスした状態では唇は閉じた状態でもしっかりと噛んでおらず、上下の歯の間には隙間があります。

原因は詳しくわかっていませんが、ストレスが原因で、強く噛み締めたりギリギリしてしまうと言われています。

起きている時は「何かに集中している時、無意識にぐっと噛み締めている」という方が多いです。

寝ている時もぐっと噛み締めていたりギリギリしていますが、寝ている為自分で気付く事は少ないです。

音がしない場合も多いので家族からの指摘もされない事が多いです。

ストレスや飲酒後などで睡眠が浅い時に起こる事が多いと言われています。

朝起きた時に顎など顔周辺の筋肉に違和感、痛みがある場合は歯ぎしりをしている可能性が高いです。

また歯科を受診した時、不自然な歯のすり減りがある場合は歯ぎしりを指摘される事があります。

歯ぎしりは無意識にしているものなのです。

起きている時であれば力を緩める事がでしますが、寝ている時には対処が出来ません。

寝ている時に出来る事は、ナイトガードというマウスピースを装着して寝る事です。

ナイトガードを装着する事で直接歯と歯が噛み合わなくなり、ダメージを軽減出来ます。

起きた時に「顎に違和感や疲労感がある」「家族に歯ぎしりを指摘された」などがあればお気軽にご相談ください。