入れ歯と残っている歯のお手入れについて

衛生士の石橋です。

今回は入れ歯と残っている歯のお手入れについて書いていきます。

入れ歯には、総義歯、部分義歯があります。

部分義歯は、残っている歯にバネを掛けて維持する装置です。

その為、バネを掛ける歯にはかなりの負担がかかります。

また、バネを掛ける溝があるため清掃不良になりやすいです。

特にバネを掛ける歯が被せ物の場合は、被せ物との段差もある為、しっかりとブラッシングする必要があります。

義歯のバネの部分も汚れが溜まりやすいので、ブラシを使いしっかりと洗浄しましょう。

総義歯は粘膜への吸着で維持する装置です。

基本的には歯がない場合が多いですが、骨の吸収を防ぐ為に根だけの状態で歯を残している場合があります。

多くの場合はむし歯にならないように金属のキャップをしています。

キャップと歯肉の境目に汚れが溜まりやすいので優しくブラッシングしましょう。

あまり力を入れてしまうと、歯肉を傷つけてしまい、義歯を装着した時に痛みが出てしまう原因になります。

総義歯、部分義歯に共通する、ピンク色の粘膜と接する部分に汚れがついたまま使うと歯肉炎の原因になります。

歯がなくても、汚れたものが長い時間接していれば歯肉は炎症します。

外出中は難しいですが、家にいる時など、可能な場合はお食事の度に外して洗浄してあげるのが理想です。

ピンクの部分だけでなく、人工歯の凸凹した所にも汚れがつきやすいので、ブラシを使って洗いましょう。

診療日、診療時間変更のお知らせ

本日、令和1年5月17日より「やまもと歯科医院」の診療日、診療時間を変更致します。

変更する理由は、患者様にとって常に同じ環境できちんとした治療時間を確保する事が目的です。

診療の曜日を変更する事で、担当の歯科医師、歯科衛生士が不在の事がなく、常に診療に立ち会えます。
診療時間を変更する事で、キャンセルや変更の対処が少なくなり予約時間の確保がしやすくなります。
それにより良質な歯科治療の提供を行い、通院して頂いている患者様に安定的かつ安心して診療を受けて頂ける体制作りを目指します。

ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解の程何卒宜しくお願い致します。

歯茎の腫れ

歯科衛生士の松原です。

今日は歯茎の腫れについて書いていきます。

歯茎が腫れてしまった時、考えられる原因はいくつかあります。

主な原因は
歯周病
根の感染
過重負担による外傷
傷による感染
腫瘍
などがあげられます。

痛みを伴う腫れや出血や膿が出るなどの症状、歯の動揺などの自覚症状があるものから、自覚症状があまり見られない検査等で見つかる炎症を伴う腫れなど、原因や程度により様々です。

これらの腫れの原因を診断する為には、レントゲン写真や歯周検査などが必要になります。

また原因により治療法もそれぞれ異なります。

特に痛みを伴わない腫れは放置をしてしまいがちですが、後々強い痛みになってしまったり、大きな治療になりがちです。

奥歯の見えない所などは症状が出てからでないと中々気づきにくいこともあります。

定期検診では、このような歯茎の異常の確認や検査もさせて頂きます。

気になる症状がありましたらご相談下さい。

診療時間変更のお知らせ

「やまもと歯科医院」はおかげさまで昨年11月に開院7周年を迎えました。
その際、患者様により良い診療環境を提供するために「今現在、何をするべきか」をスタッフ全員で検討して参りました。

患者様にとって良い環境はどのようなものでしょうか?
「診療時間や土日診療などの環境の問題」
「治療レベルやスタッフが患者さんの事をいかに理解しているかなどの質の問題」
など、患者様にとって良いと思われる環境や、求める環境は患者様によって様々だと思います。

私達は「やまもと歯科医院」にとって今現在「質の向上」が必要だと判断しました。
質を向上させる(維持する)には、常に同じ環境で、きちんとした治療時間を確保する事が必須です。

診療の曜日を変更する事で、担当の歯科医師、歯科衛生士が不在の事がなく常に診療に立ち会うことが出来ます。
診療時間を変更する事で、キャンセルや変更の対処が少なくなり予約時間の確保がしやすくなります。
それにより良質な歯科治療の提供を行い、通院して頂いている患者様に安定的かつ安心して診療を受けて頂ける体制作りを目指します。

変更により通院が困難になる患者様もいらっしゃると思いますが、そのような患者様に対しては可能な範囲で治療のお手伝いを今後もさせて頂くつもりです。

ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解の程何卒宜しくお願い致します。

 

歯肉退縮について

衛生士の石橋です。

今回は歯肉退縮について書いて行きます。

前回も少し歯肉退縮について触れましたが、歯肉が退縮すると知覚過敏の症状が出る他、歯と歯の間に食べ物が入りやすくなります。

そのままにしておけばもちろんムシ歯や歯周病の原因になります。

歯肉退縮の原因の1つに、過度なブラッシングがありますが、食べ物が挟まると、その部分をゴシゴシ磨いてしまったり、爪楊枝で強く刺激してしまい、歯肉退縮を進行させてしまう恐れがあります。

なぜ歯肉退縮が起こると食べ物が入りやすくなるかというと、歯は根元に行くにつれて細くなっていきます。

そのため、歯肉が下がると細い部分が出てきて隙間が開いてします。

この隙間は、ある程度であれば被せ物や詰め物で改善できますが、大きく開いてしまった場合はセルフケアで付き合って行くようになります。

被せ物や詰め物を大きくしすぎると、清掃不良になりやすく、ムシ歯、歯周病の原因となるためです。

前回書いたように、ブラッシングなどに気をつけていても、歯肉は加齢により下がっていきます。

最近よく食べ物が入るなと思っても、強くブラシをしたり、爪楊枝で無理に取ろうとせず、フロスや歯間ブラシでケアしていきましょう。

 

歯間ブラシについて

歯科衛生士の松原です。

今日は歯間ブラシについて書いていきたいと思います。

歯ブラシは使用している方は多いかと思いますが、歯間ブラシを使用している方はどうでしょうか?

毎日使用している方、あまり馴染みがない方、それぞれいらっしゃるかと思います。

歯ブラシは歯の表面の汚れを取るのに適していますが、汚れは約60パーセント程しか落とすことが出来ません。

残りの汚れはどこについているかと言うと、歯と歯の間に多く磨き残しています。

このような汚れを放置してしまうと、やがて歯石となり歯周病や虫歯の原因となりますので毎日のお手入れが必要です。

そこで歯と歯の間のお掃除をする為に専用の道具を使用します。

歯と歯の間の汚れを取るのに適した道具は、歯間ブラシやデンタルフロスなどがあります。

歯と歯の隙間の大きさや被せ物の種類などにより適応している道具が違います。

歯間ブラシは比較的大きな隙間のお掃除や、連結してある被せ物などの間のお掃除に適しています。

また歯間ブラシにはサイズが豊富で、ご自身の隙間にあったサイズを選択することが出来ます。

大きさのあっていない歯間ブラシを無理に使用すると、歯茎を傷つけてしまったり、歯を傷める原因となりますので注意しましょう。

またお口の中に、隙間の大きさの違う箇所があれば別々のサイズの歯間ブラシが必要な場合もあります。

出血を繰り返す時は、詰め物被せ物の不適合などによる汚れの溜まりやすい環境や、歯周病などの病気が隠れている可能性がありますので必ず検査を受けて下さいね。

適した大きさがわからなければ、担当医もしくは衛生士が確認させていただけると安心です。

治療や検診の来院の際にお気軽にお尋ね下さい。

「やまもと歯科医院」に来院して頂いてる患者様へ

「やまもと歯科医院」に来院して頂いてる患者様へ

私達「やまもと歯科医院」スタッフ全員で、日々患者様により良い治療環境をご提供するためにどのような事に取り組めば良いかを毎週のミーティングを通じて検討しています。

質の高い治療環境は色々な要因があると考えています。
「やまもと歯科医院」が一番大切にしている「応対」はもちろんですが、それ以外にも「治療技術や知識」「最新の設備」「清潔な治療環境」「スタッフ教育」など考えられる事は歯科分野に限らず多岐に渡ります。

そのような中、「患者様の治療時間の確保」を昨年は優先検討課題としてミーティングを行ってきました。

私たちには1日の診療時間が限られています。
その診療時間を大切な患者様に有効に確保するため、Drやスタッフが最大限に能力を発揮するため、年内をめどに診療時間及び診療の曜日の変更を検討しています。
そのため、通院が難しくなりご不便をお掛けする患者様もいらしゃると思います。

しかし決して私達が良くなる事を最優先に考えたり、思い付きで変更する訳ではありません。
1年近く検討し、準備を行った上での判断です。
それまでに対象の患者様にはご迷惑が掛からないよう現在対策と準備をしております。
準備が整い次第、実施の詳細の日程を告知致します。

実施の際にはご協力よろしくお願い致します。

知覚過敏について

衛生士の石橋です。

今回は知覚過敏について書いて行きます。

知覚過敏という言葉を知っていますか?

最近はCMなどで耳にする事も増えてきたと思います。

知覚過敏とは、冷たいもの、歯磨き、甘いものなどの刺激により一過性の痛みを感じるものです。

一過性なので、”しみ”としてその痛みを感じる人が多いです。

むし歯の症状と似ているため、受診される方も多いです。

では知覚過敏はどうしておこるのでしょうか。

歯には大きく分けて、エナメル質、象牙質という層からなります。

エナメル質は普段私達が見ている白い部分です。

一番外の層なので、とても硬いです。

象牙質はエナメル質に覆われているため、基本的には外とは交通していません。

エナメル質よりも粗造なため、刺激が伝わりやすいです。

象牙質の内層には神経があるため、象牙質に刺激が加わると痛みを感じやすいです。

知覚過敏は何らかの原因で象牙質が露出する事で起こります。

・加齢による歯肉の退縮

・過度なブラッシングによる歯肉の退縮

・炎症による歯肉の退縮

・歯ぎしり、くいしばりなどの過度な力による根元のエナメル質が壊れ象牙質が露出する

というのが原因として考えられます。

加齢による歯肉退縮は緩やかに進んでいきますし、誰にでも起こる事なので防ぐ事は難しいですが、他の原因に対しては対処が可能です。

歯ぎしり、くいしばりは寝ている時にしている場合が多いので、ナイトガードというマウスピースを装着する事でダメージを軽減する事ができます。

汚れが溜まり、歯肉炎で歯肉が腫れた後、元のラインよりも歯肉がさがってしまう事があるので、よくブラッシングをする必要があります。

しかし、過度なブラッシングでも歯肉退縮は起こりますので、適度な圧、ブラシの当て方を改善する必要があります。

歯肉退縮しているところにゴシゴシとブラシを当てていると、象牙質の部分が削れてしまい、より強いしみが出る場合があります。

その場合は、小さなむし歯治療で使うプラスチックの材料で削れてしまった所を埋める治療が必要になります。

プラスチックで埋めるために表面を整える必要があるため、多少歯を削らなければいけないので、知覚過敏の症状がある場合はまず塗り薬で様子を見る事が多いです。

この薬は、象牙質に塗る事で、神経に刺激を伝わりづらくする効果が期待できます。

塗り薬であまり効果がなかった場合は相談の上でプラスチックの治療に移行します。

それでも治らない場合は神経治療をする事もあります。

暖かくなってきましたが、朝の歯磨きの時はお水が冷たく、しみる事があると思います。

そういった症状がある場合は、検診の時などお気軽にご相談ください。

歯を失う原因

歯科衛生士の松原です。

今回は歯を失う原因について説明していきます。

歯を失う二大原因はむし歯と歯周病が多くその割合は同じ位です。

一般的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、比較的若い内はむし歯で失われる場合が多いです。

年齢が上がり、残った歯が少なくなるにつれて歯周病で失われる歯が多くなります。

リスクの高い歯は、放置されたむし歯やクラウンなど大きな治療をされている歯・部分義歯の針金がかかる歯・歯周疾患が進行している歯などです。

全体的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、上あごよりも下あごの方から喪失されやすいと言われています。

たとえば下の六歳臼歯に注目すると、50歳前後(45~54歳)で既に4分の1が失われています。

奥歯が失われると、その前方にある歯は噛み合わせを支持する力が弱いので、より失われやすくなるという悪循環を生んでしまいます。

また噛み合わせが変化したり、ブリッジなどの喪失した歯を補う装置により、一部の歯に極端に強い力がかかります。

これが歯の過重負担となり、より歯周病を悪化させたり、歯の破損が起こり、これらも歯を喪失する原因となります。

このような悪循環を引き起こさない為にも、むし歯や歯周病を進行させない日々のケアが必要となります。

毎日の歯ブラシやデンタルフロスなどでケアを見直してみてください。

また定期検診で、歯周病の検査などを行い、リスクの高い歯がないか確認しましょう。