インプラント④ オペ

先日インプラントのオペを行いました。
安全に行うために、常にCT画像を使って診断しています。

藤本ブログ

事前にCT画像で設計します。

藤本左下6

埋入後に確認します。

将来的に右下にも骨の回復を待ってからインプラントを行う予定ですが、先に左下から行いました。
事前にCT画像で設計をし、インプラント埋入後の確認のレントゲン写真では設計通りに埋入出来ている事が確認できると思います。
今回の様なケースも当然ですが、複雑で範囲が広く複数本になればなるほどCT画像が必要だと思います。

インプラント治療に関してご質問などありましたら相談、診断は無料ですのでお気軽にお問合せください。

 

歯のバリア

こんにちは衛生士の石橋です。

今回は歯の表面を覆っている膜「ペリクル」についてお話しようと思います。

歯にはペリクルという唾液由来のタンパク質でできた厚さ0.1μm程のとても薄い膜で覆われています。 ✳︎1μm=1/1000㎜
ペリクルには歯を酸から守る作用がある為、簡単に脱灰が起こりません。
歯を守ってくれる大切な膜なのにとても薄いけど、歯磨きをしたら剥がれてしまうのでは? と思いますが、ペリクルは通常の歯磨きでは落とせません。
歯科でのクリーニングをする事で除去できますが、除去後数時間で再び歯面に生成され、歯を守ってくれます。

しかし、歯を守ってくれる反面、細菌の付着を誘導してしまうというデメリットもあります。
ペリクルを足場に細菌が付着し、バイオフィルムという菌のコロニーを形成していきます。
このバイオフィルムは歯磨き粉や洗口剤に含まれる薬剤をコロニーの中に入れない作用があるため除去するのはとても大変です。
バイオフィルムを除去するために、普段の歯磨きと定期的な歯科でのクリーニングをする事で虫歯、歯周病のリスクを減らすことができます。

今回のお話はいかがでしたか?

何か疑問などあればお気軽にお尋ねください。