歯間ブラシについて

衛生士の石橋です。

今回は歯間ブラシについて書いていきます。

加齢や習癖、治療後の補綴物(被せ物や詰め物)の形態によりできた隙間の清掃に、歯間ブラシはとても有効です。

先日患者さんから
「歯間ブラシを使うと余計に歯茎が下がってしまうのではないか。」
と質問がありました。
確かに、歯間ブラシが入るスペースのないような所に無理に歯間ブラシを使おうとすれば歯肉退縮の原因になりますが、その部位に合ったサイズを使い、適切に操作をすればとても良い清掃器具です。
歯間ブラシにはメーカーにもよりますが、LL〜4Sまでと幅広くサイズがあります。
狭い隙間に大きいサイズは入りませんし、大きな隙間に小さいサイズを使えば、清掃はできますが効率が悪いです。
隙間に入れた時に痛みや抵抗がなく、動かした時にブラシの感触がわかるものを選ぶと良いと思います。

歯茎を傷めてしまう危険が高いのは歯間ブラシを隙間に入れる時です。
斜めや上からブラシを入れると歯茎に傷をつけてしまいます。
奥歯の方は頬や舌があり少し難しいですが、基本的には真横から入れます。
慣れるまでは鏡を見ながら使うようにしましょう。
鏡を見ながら使ってもうまく入らない場合は無理せず、ご質問頂ければと思います。

今年もあと僅かですね。
年末は忙しくなりますが風邪など体調崩されないように気をつけて下さい。

歯の構造について

歯科衛生士の松原です。
12月になりました。年内の予約も段々と混雑し始めていますので、歯でお困りの事があれば、お早めにご連絡下さい。

今回は歯の構造について書きたいと思います。

歯はいくつかの層の中に神経があり、さらにその歯を支えている骨や歯茎などがあります。

歯を支えている組織にも色々とありますが、今回は歯の構造について説明していきます。

まず歯の1番外側の層をエナメル質といいます。
ここの層が1番硬い層です。また人間の身体の中でも最も硬い組織です。

次にエナメル質の下に象牙質という層があります。
エナメル質に比べ柔らかい組織で歯の神経を取り囲んでいます。

そして象牙質の中側には歯髄があります。
これはよく歯の神経と言われている部分です。

この3つの層により歯は構成されています。
虫歯の進行はこの層のどこまで進行しているかにより、分類されます。
次は虫歯の進行や特徴について書きたいと思います。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

12月2日・3日 JIADS30周年記念学術大会出席

12月2日・3日に現在参加している勉強会のJIADSが開催した「JIADS30周年記念学術大会」に出席して来ました。
1日目は30周年記念大会という事もあり、現在の歯周病治療の基礎を築いたDr.の一人でもあるDr. Myron Nevinsが来日しご講演をして頂きました。

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Dr. Nevinsが40年近く前に歯周外科治療を行い、良好に経過した長期の症例はとても素晴らしく今後の治療の目標となります。

また2日目は自分と同じように毎月勉強会に参加されている先生方の発表でした。基本的な術式に更に新しい治療方法を取り入れ、より発展させた治療方法は目を見張るものばかりでした。
今回得た知識を、今後の診療に生かしていきたいと思います

12月の忙しい中2日間休診させて頂きありがとうございました。