顎関節症について

衛生士の石橋です。

今回は顎関節症について書いていきます。

顎関節症とは、咀嚼時の顎、咀嚼に関わる筋肉の痛み、関節音、開口障害などを引き起こす症状です。

顎関節症は病態により、4つに分類されています。

Ⅰ型:咀嚼筋痛障害

咀嚼筋痛障害は、咀嚼筋痛とそれによる機能障害を主徴候とするものです。

症状は、筋痛、運動痛、運動障害があります。

Ⅱ型:な顎関節痛障害

顎関節痛障害は、顎関節痛とそれによる機能障害を主徴候とするものです。

症状は、顎運動時の顎関節痛や顎運動障害があります。

Ⅲ型:顎関節円板障害

顎関節円板障害は、顎関節内部に限局した、関節円板という、軟骨の位置異常ならびに形態異常を主徴候とするものです。

症状は、開閉時のクリック音、開口障害があります。

Ⅳ型:変形性顎関節症

変形性顎関節症は、顎関節や、周囲の骨が変形し起こります。

多くは加齢による骨吸収、骨添加により発症します。

顎関節症の発症メカニズムは不明な事が多いですが、原因として考えられるのは、長時間の緊張や多忙な生活、長時間の咀嚼、楽器演奏、日中、睡眠時姿勢、歯ぎしり、くいしばり、噛み合わせ、関節の形態などがあります。

重症化すると外科処置が必要になりますが、多くの場合は生活習慣の見直しや、咀嚼筋のマッサージ、開口訓練により改善します。

開口障害になってしまった場合は、開口訓練で改善する事が多いです。

開口訓練は、名前の通り口を開く訓練で、少し痛みがある場合がありますが、毎日続ける事が大切です。

合わせて咀嚼筋のマッサージもしてあげてください。

睡眠時の歯ぎしり、くいしばりは、マウスピースを入れる事で軽減する事ができます。

保険で作成ができますので、お気軽にご相談ください。

河原英雄先生 セミナー受講

河原英雄先生の「かみつきのいい総義歯」セミナーに11月10日(土)、11日(日)の2日間、受講してきました。

川原先生は福岡県でご開業された後、60歳になられてから「今までの技術を無医村で生かしたい」と大分県に改めてご開業されました。
その入れ歯の技術を聞いて九州全県から患者さんが来院されるほど有名な先生です。
最近ではNHKをはじめ様々なTVでその診療風景が紹介されています。

現在自分はJIADSという歯周病や歯周外科が専門の勉強に参加していますが、JIADSという勉強会は、歯周病以外の治療内容でも積極的に講師を招きセミナーを開催しています。
今回はその1つです。

河原先生の取り入れている入れ歯においての考え方はとても分かりやすく、実習も繰り返し指導して頂きました。
今まで大学と卒業してから学んだ入れ歯の調整方法と違う点もあり、戸惑ったところもありますがとても成果があると思いました。
今後の治療に積極的に取り入れたいと思います。

今回学んだ新しい治療方法を当院で反映出来るようスタッフ共々レベルアップしていきたいと思います。
無題1

 

定期検診

歯科衛生士の松原です。
11月になりました。
あっという間に今年もあとわずかになって来ましたね。

12月に入りお忙しくなる前に定期検診を受けませんか?

以前もこちらのブログに書きましたが、当院の定期検診では、虫歯のチェックや歯周病の検査、歯のクリーニングなどを行い、必要に応じてレントゲン写真を撮ります。

普段気づかないところに出来てしまった虫歯を発見したり、歯ブラシで落とすことの出来ない汚れの除去などが出来ます。

定期検診でのクリーニングは、基本的に2回程お時間を頂き行なっていきます。
(汚れの量や、検査の検査により必要な回数は異なります)

12月中は予約も混雑して来ますので、早めのご予約をおすすめしております。

また治療をご希望の方は、12月に治療を開始をしても年内中に治療が終了しないケースが多く見られます。

気になる歯がある方は11月中の来院をお願い致します。

今年のうちにお口の中のメンテナンスを行なうのはいかがでしょうか?

定期検診のご連絡お待ちしています。

8年目を迎えました。

11月6日は「やまもと歯科医院」の開院記念日です。
おかげさまで今年も無事に8年目を迎える事が出来ました。
患者様をはじめ、いつも支えてくれているスタッフや取引させて頂いている皆さま本当にありがとうございます。

昨年の11月6日のブログを見返すと
「治療環境は、とても良いスタッフに恵まれ自分の思い描いている理想に1年1年近づいてきています。」
とありました。
今年1年はどうだったかを思い返してみると、出来ていない事や中断している事もありますが、スタッフ全員が治療に取り組む「意識」はより昨年よりもレベルアップ出来たのではないかと思っています。

どうしても、忙しいと仕事の「やり方」だけを指導してしまいがちですが、今年はスタッフも増員し、落ち着いた環境の中で「やり方」ではなく目的や理由を説明し仕事の「考え方」を指導出来たのかなと思っています。

その「考え方」を通じ、「人間力」をレベルアップし、より良い治療環境を今後も作っていきたいと思います。

患者様、スタッフにとって「やまもと歯科医院」が良い環境、良い関係でいられるよう、今後も努力していきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。