ムシ歯になりやすい部位について

衛生士の石橋です。

今回はムシ歯になりやすい部位について書いていきます。

ムシ歯になりやすい所は、汚れがたまりやすく、歯磨きがしづらい所です。

汚れがたまりやすい所は何か所かあります。

1つ目は、奥歯の咬合面(噛む面)です。

奥歯の咬合面には細かい溝があります。

そこに汚れがたまり、変色し、進行するとムシ歯になります。

咬合面には汚れがたまりやすいですが、見ようと思えば鏡で見る事ができるので、しっかりと磨いてあげましょう。

2つ目は、歯と歯の間です。

歯は根元に行くにつれ細くなっているので、歯と歯の間に隙間ができます。

そこに汚れがたまるためムシ歯になりやすいです。

歯と歯の間を磨くには、歯ブラシを小さく動かしてあげる事が効果的ですが、歯ブラシだけで十分に汚れを取る事は難しいです。

そのため、歯ブラシと合わせてデンタルフロスか歯間ブラシを使う事をおすすめします。

3つ目は、1番後ろの歯です。

1番後ろにある歯は、1番頰のお肉との距離が近いため、歯ブラシが届き辛いです。

特に後ろ側の所は、歯ブラシの角度を他の所と変えてあげないとなかなか磨けません。

また、鏡で確認する事ができないので、磨くのを忘れないようにし、しっかりと磨いてあげましよう。

頑張って磨いても磨き残してしまう所、金属やプラスチックの段差など、ご自分でケアできない所は定期検診でケアしていきましょう。

磨き辛い所、どうやってケアしたらいいかわからないなどあればお気軽にご質問ください。

なぜレントゲン撮影をするのか

歯科衛生士の松原です。

歯科での検査の1つにレントゲン撮影があります。

なぜレントゲン撮影を行うのか、なぜ必要なのかについて説明していきます。

レントゲン写真は実際に口の中を見るだけでは分からない部分も詳しく調べる事が出来ます。

虫歯は歯の間など、肉眼では確認しにくい所に進行していくことがあります。

間の虫歯は進行が進み、大きな虫歯になるまで痛みが感じにくい場合があります。

ですので、肉眼では確認しにくい変色等が認められた場合レントゲン写真での確認が有効です。

他には歯の根っこの先に膿がたまっていたり、歯周病の進行の比較や、親知らずの生えてる向きなど、レントゲン写真を撮ることでわかる情報は他にも多くあります。

レントゲンの種類としては、全体を写すパノラマ写真と、ピンポイントで写すデンタル写真があります。他には立体的に写すCT写真もあります。

これらは写す目的や必要性に応じて使い分けていきます。

歯科で撮影するレントゲン写真の被ばく量はデンタル0.0160.039 mSv、パノラマ0.0390.043 mSvです。(デジタルの場合)

歯医者で撮るレントゲンの被ばく量は日本人が一年間に自然に浴びる放射線の1/200程度なので、ほとんど体に影響を及ぼすことがなく撮れると言われています。

その他のレントゲン撮影では

胸部の撮影0.130.29 mS

胃の透視4.15 mSv です。

歯科のレントゲン撮影時は鉛防護用エプロンをつけることが多く、より安全にレントゲンの検査ができると言われています。

当医院では、定期検診時にはパノラマ写真を1年〜2年に1度、必要に応じてデンタル写真、CT写真を撮って確認をさせて頂きます。

ご不明点や心配な点があれば当医院のスタッフにお尋ね下さい。