入れ歯の洗浄、保管方法について

衛生士の石橋です。

今回は入れ歯の洗浄、保管方法について書いていきます。

お食事の後歯を磨くように、入れ歯もお食事の後には洗浄する必要があります。

朝や昼は、またすぐに装着するので、流水下で指でこすり洗いしてあげる程度でも問題はありません。

夜は長時間外した状態になるのでしっかりと専用のブラシで洗浄し水中で保管しましょう。

入れ歯を洗浄する際水洗いだけでなく洗剤を使うとより清潔な状態になります。

使う洗剤は歯磨き粉ではなく必ず研磨剤の入ってないものを選択します。

歯磨き粉に含まれる研磨剤は、入れ歯の表面を傷つけてしまいかえって細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

食器洗い用の透明な洗剤が身近にあると思います。

他にも入れ歯用の洗剤もあるのでお好みで使って下さい。

バネが付いている入れ歯は、バネの部分に汚れが多く付いている事が多いので、しっかりとブラシで磨きましょう。

また、水中保管する時に使う洗剤もあります。

就寝時に入れ歯を装着される方も就寝前の洗浄はしっかりとしましょう。

寝ている間は唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすい環境になります。

そこに汚れたままの入れ歯があればより細菌が増えてしまいます。

細菌が多くなると入れ歯や食べ物が当たった小さな傷でも感染しやすくなり、強い炎症を起こしてしまう場合があります。

炎症を起こし治った後、粘膜の形態が変わってしまい入れ歯の当たりが悪くなってしまう場合があるので、清潔な状態を維持するようにしましょう。

新型コロナ感染拡大防止に関して 2

R2・5・10日現在も新型コロナウイルスの感染が続いています。
4月当初と比較し、1日の東京の感染者数は2桁代に減少傾向が見られています。
ただ、一概に「収束に向かっている」とは判断しにくい状況で当院ではスタッフ全員で更に緊張感を持って日々の治療に取り組んでいます。

そのような中、通院の必要性がある患者様に対しては安心して治療を受けて頂けるよう、防護に関して必要な道具や材料確保し、滅菌・消毒に関しては注意を払って行っています。

来院して頂いている患者様には、うがい・アルコールによる手指消毒や検温による体調管理など通常よりもご不便をお掛けしていますが新型コロナウイルス感染の収束までご協力よろしくお願いします。