中等度歯周炎について

こんにちは。

歯科医師の玉田です。

今回は中等度歯周炎についてです。

中等度歯周炎は歯周ポケットが4~6mmまたは歯槽骨吸収度が30~50%の状態です。

歯茎から出血がある、歯が長く見える、歯がぐらぐらするなどの症状がでます。

中度歯周炎においても、プラーク・歯石を除去することが治療の基本になります。

ポケットが深くなっているため、歯石を完全するのが難しいケースがあります。

その場合は、歯周外科手術が必要になることもあります。

歯周病が進行するとポケットが深くなるため予防するためには毎日のブラッシングが重要になってきます。

次回は重度歯周炎についてです。

親知らずについて

衛生士の石橋です。

今回は親知らずについて書いていきます。

親知らずは、1番奥に生える8本目の歯です。
正式には第3大臼歯といい、名前の通り大きな歯です。

しかし最近は退化傾向にあるため生える方向が曲がっていたり、骨の中で成長しきって口腔内に出てこなかったり、本来よりかなり小さいものになったりしている人が多いです。
人によっては歯自体が作られない事もあります。

骨の中に埋まっていれば基本的には悪さをしませんが、曲がって生えたり、半分しか生えていない、もしくは口腔内には出てきていないが骨からは出てきているというような状態だと体調を崩した時や抵抗力が落ちた時などに腫れが出る可能性があります。
また、清掃が十分に行えないため、虫歯のリスクも高くなります。
曲ったり半分しか出てきてない場合、第2大臼歯にぶつかっている事が多いため親知らずだけでなく機能している手前の歯にも虫歯ができる可能性が高くなってしまいます。
歯肉の下で虫歯になった場合、治療が困難なため7番目の歯まで抜かなければいけなくなってしまいます。

歯科での専門的なクリーニングをしても、歯肉の下まではお掃除できません。
必要があれば抜歯をおすすめします。

ただ、親知らずを抜くときには注意が必要です。
上の歯の場合は上顎洞という空洞に隣接している場合、歯を抜いたときに穴が開いてしまう事があります。
下の歯の場合は下歯槽管という血管と神経が通る管があり親知らずが隣接している場合があります。
下歯槽管に触ってしまうと痺れが出たり大量出血の可能性あります。
そのようなリスクの高い場合は大学病院を紹介させて頂き、専門医に抜歯して頂きます。

今の自分のお口の中がどういう状態なのか検診などで確認してみましょう。

JIADS「ペリオ6か月コース」参加のお知らせ

来月11月7日(土)8日(日)からDr玉田がJIADS「ペリオ6か月コース」に参加致します。

「ペリオ6か月コース」は現在30~40代の約80%が罹患しているという歯周病治療に特化した勉強会です。
自分も6年前に受講をさせて頂きましたが、過去受講した多くの勉強会の中で一番臨床に生かせる知識や技術を指導して頂いたと思っています。
受講後の現在も月1回、引き続き勉強会に参加しています。

「やまもと歯科医院」の治療技術をさらにレベルアップするためにDr玉田も来月より受講することになりました。
また、自分もその際勉強会のアシスタントとして参加させて頂きますので、6か月の間の月1回、土日を休診させて頂きます。

ご迷惑をお掛け致しますがご協力の程宜しくお願いします。