1歳半〜3歳頃のお口のケア

こんにちは。

歯科医師の玉田です。

今回は乳臼歯(奥歯)が生え、乳歯が生えそろう1歳半~3歳頃のお口の特徴やケアのポイントをご紹介します。

この時期に虫歯ができてしまうと将来永久歯が生えてきた時にも虫歯になる確率が高くなってしまいます。

また、この時期にお口に入った虫歯菌が少なければ少ないほど、将来虫歯になる可能性が低いともいわれていますので、しっかりとケアをしてあげましょう。

この時期に虫歯になりやすい箇所は、上の歯の前歯の唇側と、生えたての奥歯の噛み合わせの面です。上の前歯は、歯と歯の間に食べかすが詰まりやすく、特に唇側は、だ液の出口から遠いので虫歯になりやすいところです。奥歯には、食べ物を細かくすりつぶすために深い溝がたくさんありますが、ここに食べかすが溜まりやすいので、歯磨きをする時は注意して丁寧に磨きましょう。

  • 歯ブラシの毛先を歯の面に垂直に当てる。
  • 軽い力で小刻みに優しく一本ずつ磨く。
  • 虫歯になりやすい上下の奥歯の噛み合わせの面と、上の歯の前歯を特に念入りに磨く。

以上のことを気をつけて磨いてあげて下さい。

歯周病について

 

こんにちは。歯科衛生士の國生です。

今回は歯周病についてです。

歯周病とは歯ぐきに炎症を起こしたり、歯を支える組織(骨)が失くなる病気です。歯と歯ぐきの間にある溝の深さが、正常な状態だと3mm以内とされています。しかし、お口の中が不衛生だったり、他の要因が重なると深さが4mm以上になり歯周病と診断されます。

1、歯周病の外見的特徴の例

一部、または全体的に歯ぐきが濃い赤色。
歯ぐきが腫れ、指で押すと柔らかい。
歯磨きで出血や膿がでる。(喫煙される方は出血しない傾向にあります)

この他にも歯周病の進み具合によっては、口臭が強くなったり、歯が動いたりします。

2、歯周病を進行させやすい主な原因

歯磨き不足
喫煙、歯ぎしり、くいしばり
合わない被せ物など
不規則な食習慣、ストレス、免疫低下の状態
糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常
薬の長期服用、免疫抑制剤をに飲んでいる
両親が歯周病

これが全てではありませんが、この中に当てはまるものがある方は歯周病になりやすい、あるいは進行が速い傾向にあります。

歯周病は軽度、中等度、重度と進行していきます。

また、歯周病では虫歯のような痛みは生じないことが一般的ですが進行するにつれ、強い腫れと共に痛みが伴うことがあります。

何かご不安なことがあれば、いつでもご連絡お待ちしております。

2022年に向けて

今年も残すところ12月のみとなりました。
2021年もコロナ感染防止対策に追われ、思い描いている「やまもと歯科医院」の実現はまだ半ばですが、非常事態宣言の解除と共に来年はスタッフと共に新たなスタートを切りたいと思っています。
そのための計画を立て、12月の残りの日々を有意義に使いたいと思います。

そのようなコロナ感染拡大防止の中、自分はジアズペリオコースのアシスタントとしての参加させて頂いた事はとても有意義でした。
また共にジアズペリオコースを受講し修了した玉田先生が、歯周病学会の認定医も取得出来た事は「やまもと歯科医院」のレベルアップにつながったと思います。

残り僅かになりましたが、患者様の皆様も良いお年をお過ごしください。