学校などで歯科検診しましたか?

歯科衛生士の佐藤です。

学校や歯科の検診の時に歯医者の先生がお口の中を見ながらシー や マル等の記号や英語等を言っているのを耳にしてどういう意味なんだろう?と思ったことはありますでしょうか?
実はそれらにはちゃんと意味があります。

記号や英語の種類と意味
〇:治療済みの歯 もしくは現在治療中の歯
× :注意が必要な乳歯 通称要注意乳歯
△:喪失した歯 何らかの理由で永久歯が抜けてしまった歯
/ :健康な歯

数字やアルファベット:歯の位置を表すもので、数字1~8で表されるものが永久歯

アルファベットA~Eで表されるものが乳歯

また、よく歯科検診で聞くC(シー)という言葉は Caries (虫歯)を意味します。

Caries(虫歯)には虫歯の進行具合を表すのにCの次にアルファベットや数字で表します。

C1(う蝕症第1度):虫歯菌がエナメル質のみに存在しており自覚症状はほとんどないもの
う蝕は、歯科医学の用語であり虫歯と意味は同じ
C2(う蝕症第2度):虫歯菌がエナメル質を超えて象牙質まで進行しており歯髄まで及んでいないもの
冷たいものや甘いものに刺激を感じることがある
C3(う蝕症第3度):虫歯菌が象牙質を越え歯髄(歯の神経)にまで達しているもの
温かいものに刺激を感じることがある 歯がズキズキ痛む
C4(う蝕症第4度):虫歯がさらに進行し歯冠のほとんどが崩壊し残根状態になっているもの

上記以外にも

CO(シーオー):虫歯の初期病変の徴候(白濁、白斑、褐色斑)が認められその経過を観察する必要がある歯

COのOは、観察を意味するObservationを指す
歯科の検診で使われる記号や英語には、それぞれ特有の意味があります。これらを理解することで、自分の歯の健康状態をよりよく把握することができる事があると思います。
定期的な検診を受け、健康な口腔環境を維持しましょう!

暑い日が続きます

歯科衛生士の佐藤です。

熱中症は、高温多湿な環境で、体温の調整機能が働かず、体に熱がたまってしまうことで起こります。

めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、頭痛、吐き気、だるさなどの症状が現れ重症になると意識がもうろうとします。

熱中症は気温などの環境条件だけでなく、人間の体調や暑さに対する慣れなどが影響して起こります。
気温がそれほど高くない日でも湿度が高い・風が弱い日や、体が暑さに慣れていない時などは特に注意が必要です。

特に春の訪れとともに気温が徐々に上昇していく時期や初夏・梅雨明けの時期は、体が暑さに慣れていないので、体内の調整機能が十分には発揮されず、熱中症を発症するリスクが高まります。
日頃から、こまめに水分補給をしながらウオーキングなどで汗をかく機会を増やすことで、徐々に体を暑さに慣らし、急な気温上昇にも対応できる体づくりで熱中症予防に努めましょう。

一般的に、1日の飲水量の目安は大人の場合1.2リットルです。
ただ、一度にたくさん水を飲んでも排泄されてしまいます。
例えば、朝起きた時や寝る前、入浴の前後など、生活の節目に飲むことを習慣づけると、続けやすいです。運動する時は、15分ごとに水分補給をしましょう。暑い日は我慢をせずにエアコンなどを活用してください。体調に気をつけ、健康で元気な毎日をお過ごしください。

部分矯正のセミナーに参加してきました

先日インプラントを使用した部分矯正のセミナーに参加してきました。
自分が学生時に授業で教わった当時の矯正と、現在の矯正は大きく変わっていました。

当時は表側にワイヤーを使用した矯正が主流でしたが、
現在は表面に見えない様に裏側にワイヤーを通して矯正する方法や
マウスピースを使用して矯正する方法など新しい矯正方法があります。

今回、自分が学んだインプラントと使用した矯正も新しい矯正方法の1つで
強力な固定源を持つ事で矯正期間を短縮出来るメリットや歯が少ない方の矯正が出来るメリットがあります。

今後の治療のオプションとして診療に活かして行きたいと思います。
治療に関してご相談があればご遠慮なくご相談ください。

院長

親知らず!その2

歯科衛生士の佐藤です。

「親知らずを抜かなくても良いケース」

すべての親知らずが抜歯の対象になるわけではありません。
以下のような場合は、無理に抜く必要はありません。
・まっすぐ生えていて噛み合わせに問題がない

・周囲の歯に悪影響を与えていない

・しっかり歯磨きができていて、虫歯や炎症がない
ただし、これらの条件を満たしていても、将来的にトラブルが発生する可能性があるため、定期的なチェックが大切です。

「親知らずを抜くときの注意点」


親知らずの抜歯は、生え方や根の状態によって難易度が異なります。簡単に抜ける場合もあれば、時間がかかるケースもあります。

「抜歯後のケア」

・強いうがいをしない(血のかさぶたが取れるのを防ぐため)
・激しい運動や飲酒を控える(血流が良くなりすぎると出血が長引くため)
・腫れや痛みがある場合は冷やす(冷やしすぎないように注意)術後の痛みや腫れは個人差がありますが、通常は数日で落ち着きます。
気になる症状や親知らずが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

親知らず!その1

歯科衛生の佐藤です。

「親知らずは抜いたほうがいいですか?」という質問を患者様からよくいただきます。
知らずは、すべての人にとって抜かなければならない歯ではありませんが、その生え方や口腔内の清掃性に影響を与えている場合、抜歯を検討することが推奨されます。
やまもと歯科医院では患者様一人ひとりの親知らずの状態を診断し、適切な処置をご提案しています。今回は、親知らずを抜いたほうがいいケースとその理由についてご紹介します。

「親知らずとは?」


親知らず(第三大臼歯)は、10代後半から20代にかけて奥歯の一番後ろに生えてくる歯です。
しかし、現代人の顎は小さくなってきており、親知らずがきちんと生えるためのスペースがないケースが多く見られます。その結果、以下のような問題が起こりやすくなります。

親知らずを抜いたほうが良いケース


1. 親知らずが斜めや横向きに生えている!

正常にまっすぐ生えている親知らずであれば問題にならないこともありますが、斜めや横向きに埋まっている場合、隣の歯(第二大臼歯)を圧迫して歯並びを悪くしたり、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。

2. 親知らず周囲の歯磨きがしづらい!

親知らずは一番奥にあるため、歯ブラシが届きにくく、清掃性が悪くなりやすいのが特徴です。その結果、親知らずやその手前の歯が虫歯や歯周病になりやすくなります。

3. 繰り返し腫れや痛みが出る!

親知らずが歯茎に半分埋まっている場合、細菌がたまりやすく、智歯周囲炎(ちししゅういえん)と呼ばれる炎症が起こることがあります。
腫れたり痛みが出たりするのを繰り返すようなら、抜歯を考えたほうが良いでしょう。

4. 矯正治療の邪魔になる!

歯並びを整える矯正治療を受ける場合、親知らずがあることで歯の移動がスムーズにいかないことがあります。特に親知らずが手前の歯を押していると、歯並びが乱れる原因になるため、矯正の前に抜歯を勧められることがあります。

次回、抜かなくても良いケースについてお話しします。

歯科衛生士佐藤が加入致しました

今月より新しい歯科衛生士の佐藤が加入致しました。

今まで群馬で活躍していましたが今年、新しい環境にチャレンジするために
「やまもと歯科医院」で縁があって勤務する事になりました。

慣れない事もあると思いますが、メインテナンスのチーフとして活躍して貰います。
宜しくお願い致します。

新学期の検診

4月から5月において学校などの検診が実施されます。
「やまもと歯科医院」でも近隣の保育園に毎年検診に伺わせて頂いています。

開業当初はお子さんの口腔内状況は少なからず虫歯が散見されましたが
ここ最近はゼロではありませんがとても虫歯が少なくなってきていると感じています。

「お兄ちゃんが虫歯で困ったので下の子はそうならない様に頑張りました。」
とお話を聞くと「やまもと歯科医院」が
「少しでも地域の患者様に貢献できたのかな?」
と嬉しく感じます。

それでも様々な理由によって虫歯は発生してしまう事があります。
その場合はスタッフ全員で虫歯の治療から定期的なメインテナンスまで取り組みます。

今後は虫歯や痛みではなく、健康なお口の維持のためのお付き合いが出来る歯科医院になりたいと思います。

開業時のスタッフの成長を嬉しく思います

開業当初から勤務していたスタッフが一時的に「やまもと歯科医院」で再び勤務する事になりました。
当時はまだ歯科助手という立場でしたが、「将来も歯科で勤務をしたい」と気持ちが強くなり
歯科衛生士という国家資格を取る事に挑戦しました。

その後3年間専門学校に通った後に国家試験を合格しました。
現在は自分が卒業した大学の臨床教授の歯科医院で3年勤務しています。

勤務したての頃は右も左も分からない状況だったのが、今では指示をされる前に準備が出来るようになっていたり、
患者様の質問にプロフェッショナルとして応対している姿を見て頼もしく感じました。

また、時間が過ぎるのはあっという間だと感じ「自分もまだまだ負けられないぞ!」と奮起させてもらいました。

今後もスタッフ全員で患者様から「やまもと歯科医院」に来て良かったと思える環境作りに努めたいと思います。

今後とも宜しくお願い致します。

新年会を行いました

遅ればせながら2月1日にスタッフ全員で新年会を行いました。
過去3年間はコロナの影響もあり本当に久しぶりです。

コロナ禍の際にはスタッフミーティングを大人数で行うことも制限される状況でしたので
とても感慨深く、またスタッフと再びこのような時間を過ごせることに嬉しく思います。
また、自分一人ではなくスタッフが「やまもと歯科医院」を支えてくれている事に本当に感謝しかありません。

歯科界よりも大きなダメージを受けた職種の方も多くいらっしゃると思います。
自分の力で変えられる状況ではなく歯がゆい時間を過ごされたと思います。
今後は全ての方が当たり前の時間を過ごし、当たり前の生活が遅れる環境に
少しでも早く戻る事を期待したいと思います。