8年目を迎えました。

11月6日は「やまもと歯科医院」の開院記念日です。
おかげさまで今年も無事に8年目を迎える事が出来ました。
患者様をはじめ、いつも支えてくれているスタッフや取引させて頂いている皆さま本当にありがとうございます。

昨年の11月6日のブログを見返すと
「治療環境は、とても良いスタッフに恵まれ自分の思い描いている理想に1年1年近づいてきています。」
とありました。
今年1年はどうだったかを思い返してみると、出来ていない事や中断している事もありますが、スタッフ全員が治療に取り組む「意識」はより昨年よりもレベルアップ出来たのではないかと思っています。

どうしても、忙しいと仕事の「やり方」だけを指導してしまいがちですが、今年はスタッフも増員し、落ち着いた環境の中で「やり方」ではなく目的や理由を説明し仕事の「考え方」を指導出来たのかなと思っています。

その「考え方」を通じ、「人間力」をレベルアップし、より良い治療環境を今後も作っていきたいと思います。

患者様、スタッフにとって「やまもと歯科医院」が良い環境、良い関係でいられるよう、今後も努力していきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。

バイオフィルムについて③

衛生士の石橋です。

今回はバイオフィルムが間接的に関与する全身疾患について書いて行きます。

バイオフィルムが間接的に関与する疾患には、糖尿病があります。

歯周病は慢性的な炎症を起こす疾病です。

歯周病により作られた炎症物質は、血液を介し全身に運ばれます。

炎症物質には、血糖値を下げるホルモンでさるインスリンの働きを妨げてしまいます。

高血糖状態が続くと体の防御が低下し、感染しやすくなると言われています。

これにより、歯周病は悪化しやすくなります。

他には、歯周病菌の刺激により動脈硬化誘導物質が産生され、血管内に脂肪の塊ができ、血管が詰まりやすくなります。

血管内にできた脂肪の塊が血液に流され、脳の血管に詰まってしまうと脳梗塞を引き起こします。

これが心臓の血管に詰まれば心筋梗塞になります。

脳梗塞などの予防には生活習慣の改善と共にお口の中の健康にも注意していくと良いですね。

デンタルフロスについて

歯科衛生士の松原です。

今回はデンタルフロスについて書いていきたいと思います。

歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくいため汚れが残りやすく、むし歯や歯周病が発生するリスクの高い場所です。

歯の汚れは歯ブラシだけでは60%程度しか取り除くことができないと言われています。
しかし、歯ブラシと併せてデンタルフロスや歯間ブラシを使うと90%近くのプラークを取り除くことができると言われています。

歯ブラシとフロスを併用し、より良い毎日のお手入れが虫歯や歯周病のリスクを低くします。

効率よくきちんとお手入れをするためにも、毎日のケアに歯と歯の間のお手入れも取り入れてみてください。

デンタルフロスには種類があります。

指で巻き取り使用するタイプとホルダータイプのものです。

ご自身で使いやすいタイプの物をお選び頂き試してみて下さい。
ただし、フロスの形状によっては歯の位置により適した形がちがうことがありますので、使用が初めてでご不明点があれば1度ご相談ください。

またブリッジなどの繋がっている歯には使用することが出来ません。

フロスが引っかかったり、ほつれたりする場合は、歯と歯の間にむし歯ができていたり、歯石がついていたりする可能性がありますので、確認が必要です。

歯ブラシだけでなく、間の汚れを落とすデンタルフロスも毎日のお手入れにぜひ追加してみて下さい。

保田好隆先生 セミナー受講

保田好隆先生のアンカースクリューを用いた限局矯正セミナーを受講してきました。
保田先生は大阪大学歯学部矯正学講座で助教授をされ、現在京都でご開業され「保田矯正塾」を主宰されています。

今回のセミナーの内容は、一般歯科医が応用しやすいアンカースクリュー(簡単に説明すると矯正用の骨の中に埋入するネジの事です)を使用して部分的な歯列を改善する方法を習得するものです。

お口全体であれば矯正専門医に依頼をするのですが、部分的、しかも1本だけ歯並びが悪いケースは、患者さんが放置してしまう事が多いです。
しかしそのような部分は清掃状態が悪いため、虫歯や歯周病が進行し歯を失う事も少なくありません。
それを、少しでも改善出来るよう今回セミナーを受講してきました。

保田先生の親身な説明はとても分かりやすく、実習を繰り返し指導して頂いたおかげで臨床に導入出来そうです。
引き続き年内一杯矯正のセミナーを受講し、より知識と技術の向上に努めて行きます。

今回学んだ新しい治療方法を当院で反映出来るようスタッフ共々レベルアップしていきたいと思います。

 

バイオフィルムについて②

衛生士の石橋です。

前回はバイオフィルムがどういったものなのか書きましたが、今回はバイオフィルムが直接関与する全身疾患について書きます。

バイオフィルムが直接的な原因となり罹患してしまうのは、誤嚥性肺炎です。

最近はこの病名を耳にする事も多いと思います。

去年の日本人の死因では総合で肺炎が5位でした。

その中でも高齢者の誤嚥性肺炎の割合はかなり高いそうです。

誤嚥性肺炎は、唾液の不顕性誤嚥によって起こります。

不顕性誤嚥というのは、通常、唾液や飲み物が気管に入ってしまうと、咳をして外に出そうとする反射が起こりますが、加齢等により嚥下反射、咳反射機能が低下し、それが起こらずに肺の方まで液体が行ってしまう事を言います。

この時に誤嚥してしまった唾液に含まれる細菌により肺炎になってしまいます。

高齢者では、就寝中の唾液の誤嚥により発症してしまう事が多いようです。

就寝中は唾液の分泌が減り、細菌が最も増える時なので、誤嚥した時の菌数も多くなってしまいます。

寝る前にしっかりと歯磨きをする事で菌数を少なくしておく事はとても大切です。

舌のお手入れ

歯科衛生士の松原です。

今日は舌のお手入れについて書きたいと思います。
皆さんは舌ブラシをご存知ですか?

歯に付着する歯垢などと同様に、舌にも汚れが付着します。

その舌の汚れ「舌苔」は口臭の原因のひとつにもなります。

歯をブラシでお手入れするように、舌のお手入れも必要です。

ただし、舌はとてもデリケートなので、通常の歯ブラシで磨くと舌を傷をつけてしまい、ばい菌感染を起こしてしまったり逆効果となります。

必ず舌専用のブラシを使用し優しく磨くようにしましょう。
回数は週2〜3回、汚れが気になった時に使用することで十分に汚れを落とすことが出来ます。

磨く際は、必ず奥の方から手前にブラシを動かします。
逆に動かすと、汚れが奥の方へいってしまうので注意しましょう。
また奥の方を磨こうと、頑張り過ぎてしまうと嘔吐反射を起こします。

舌の汚れを綺麗にしようとして強く磨き過ぎてしまったり、回数を頻繁に行うと舌の表面が荒れてしまったり傷になり、こちらも逆効果となりますので注意しましょう。

歯磨き粉には研磨の成分が入っていることがほとんどなので、舌のお手入れには使用しません。

舌ブラシは当院や薬局、量販店にて購入することが出来ますので、使用した事がない方はぜひ試してみて下さい。

和泉雄一先生 ご講演

今月参加したJIADS勉強会では、東京医科歯科大学歯周病学講座前教授 和泉雄一先生がご講演されました。

一般臨床の歯科医師にとってお会いする事さえも難しい先生ですが、この度大学を退職されJIADSの顧問を引き受けてくださった経緯でこのような機会を頂きました。

昨年まで、研究されていた最新の歯周病治療や材料、海外での歯周病治療における考え方等、大学にいらっしゃった先生ならではのとても興味深いお話でした。

どうしても、一般診療中心だと最新の治療の情報を得る機会が少ないのですが、今後は和泉先生を通じ指導して頂けるとの事なので、当院でもそれらを反映できるようスタッフ共々レベルアップしていきたいと思います。

口腔バイオフィルムについて①

衛生士の石橋です。
今回は口腔バイオフィルムについて書きたいと思います。

バイオフィルムとは、多種の細菌が集まりできたコロニーの事です。
わかりやすいものだと、排水溝のヌメリもバイオフィルムです。

口腔バイオフィルは、口腔内の細菌からなるバイオフィルムです。

バイオフィルムはどうやって作られるのでしょう。

まず、唾液中の細菌が歯牙表面に張られた獲得被膜(ペリクル)付着し、多糖体を合成して菌同士でくっつき、薄い菌膜を作ります。
これをマイクロコロニーといいます。

これが積み重なり、何層もの分厚い膜に成長し、キノコのような形になったものをバイオフィルムといいます。

バイオフィルムは多種の細菌から構成されていますが、なんとバイオフィルム内では菌種に関係なく情報交換がされており、口腔内の環境変化に合わせ、菌の成長速度や毒素の生成などの調整をしていると言われています。

何層にも重なってできているため、薬剤が深部まで到達せず、薬剤のみでの除去は難しいです。
また、集団のため、白血球の食作用などの免疫攻撃により排除されません。

洗口剤などの薬剤も深部まで到達せず、効果を発揮できません。

ではバイオフィルムはどうやって除去すれば良いのでしょうか。

ヌメリ汚れの掃除と同じです。薬剤が効かないのなら機械的な清掃が有効になります。

毎日のブラッシングで小さなコロニーの内からしっかりと除去するのが大切です。

誰にでも磨き辛い場所、磨けない部分があります。
そういう部分は定期的に歯科医院で除去していきましょう。

歯周病の進行について

歯科衛生士の松原です。
今日は歯周病の進行について説明します。

歯周病は徐々に症状が進行していきます。
初期の頃は自覚症状が出にくく、気づきにくいこともあります。

1 歯肉炎
歯肉の溝にプラークという歯の汚れがたまった状態が続くと、歯肉に炎症が起きて腫れてきます。
炎症により歯肉の溝が2~3mmとなり、歯肉ポケットが形成されます。

2 軽度の歯周病
歯肉の炎症がひどくなると歯周病菌が歯周組織に侵入し、歯を支えている歯槽骨や歯根膜が破壊され始めます。
歯と歯肉の境目の溝も3~5mmと深くなり、歯周ポケットという病的な溝になります。
深い歯周ポケットの中は歯ブラシで清掃できないので、プラークや歯石がたまってきます。

3 中等度の歯周病
炎症がさらに拡大し、歯槽骨も半分近くまで溶けてしまうため歯はぐらつきはじめます。
歯周ポケットも4~7mmとさらに深くなります。

4 重度歯周病
歯槽骨が半分以上溶け、歯はぐらぐらになってしまいます。
骨の支えが無くなるので、歯が脱落したり、痛みが出ることがあります。

歯周病は歯の汚れが原因で進行することが知られていますが、それ以外にも歯周病の進行させる因子があります。

1. 歯ぎしり、くいしばり、かみしめ
2. 不適合な被せ物
3. 喫煙
4. 全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)
5. ストレス
などが挙げられます。

歯周病の進行には予防がとても大切です。
ぜひ歯科医院にて定期検診を受けてみて下さいね。

夏季休暇のお知らせ

昨年まで、夜の就寝時のクーラーはタイマーの使用を推奨されていたと記憶していますが、今年は各報道番組で熱中症予防のため夜間の継続した使用を推奨している程の猛暑となっています。
毎日暑く寝つきの悪い日が続いていますが体調管理にお気をつけください。

先日の休みの日、夏休みに入った子供達と近くに散歩に行った時、多摩川の野球場でこの暑さを吹き飛ばすような大きな声を出して中学生達が試合をしていました。
自分も大学まで野球部でしたので懐かしさもあり見ていたのですが、しばらくもすると強い日差しと暑さで観戦を断念し、すぐに子供達を連れて近くのコンビニに駆け込みました。
自分達の学生の時の練習時に暑い日はありましたが、「こんなに暑かったかな?」と涼しいコンビニの中で思い返していました。

「やまもと歯科医院」は来週の8月15日(水曜日)・16日(木曜日)・17日(金曜日)を夏季休暇とさせて頂きます。
お休みに充電して、夏の後半も乗り切って行きたいと思います。
ご迷惑をお掛け致しますがよろしくお願いします。