JIADS歯周病セミナーの受講日程変更のお知らせ

現在Dr玉田は受講生として、自分はセミナーのアシスタントとしてJIADS歯周病セミナーに参加しています。
本来であれば7月に最終講義の予定でしたが、4度目の非常事態宣言が発令された事により感染防止のため延期となりました。
残念ではありますが、この時間を「これまでの内容を再度理解するための時間」と考え最終の講義に向けて準備したいと思います。

また、JIADS講師の先生方は知識や技術だけではなく治療に対する意識がとても高く、毎回お会いすると身が引き締まります。
コロナ禍のモチベーションが下がりがちな状況下において、日々の診療に取り組む意識に対して刺激を頂ける良い機会となっています。

( 前回の講義ではJIADS理事長 瀧野先生のアシスタントをさせて頂きました。)

コロナ感染防止により日々の行動が制限されていますが、今出来る事を丁寧に行っていきたいと思います。

7月3日4日の勉強会について

こんにちは。

歯科医師の玉田です。

7月3日と4日は歯周の勉強会でした。

今回はリグロスやエムドゲインを使用した再生療法について学びました。

リグロスは、成長因子の作用により歯周病で破壊された歯周組織の周囲にある細胞を増やし、さらに血管を作って細胞に栄養を送り込みます。

これらの作用により歯槽骨などの歯周組織が再生されます。

エムドゲインは幼弱ブタの歯胚組織を使用した歯周組織再生用材料です。主成分は、エナメルマトリックスデリバティブと言って、子供の頃、歯が生えてくる時に重要な働きをするタンパク質の一種です。

  1. 凝集と溶解
  2. 誘引
  3. 付着と増殖
  4. 分化
  5. 上皮の下方増殖阻止
  6. 歯槽骨の形成

以上の6つの機序によって歯周組織再生がおこると考えられています。

全てに再生療法が出来るというわけではなく、歯周病の状態によって、再生療法が可能かどうか変わってきます。

日頃の口腔内環境を清潔に保つことが一番重要となってきます。

歯周病でお悩みの方は一度お声掛け下さい。

デジタルマイクロスコープを導入致しました。

歯科治療において近年、拡大鏡やマイクロスコープを使用して肉眼ではなく拡大した術野での治療を行う事でより精度の高い治療を行う事が出来るようになりました。
当院でも治療内容に合わせて拡大鏡を使用しておりましたが、倍率が大きくなるとレンズが重く、視野が狭くなる欠点があります。

また、拡大鏡は使用している自分にしかその術野が見えず、アシスタントスタッフに現在どのような治療を行っているのか伝えられません。
精度は上がりますが、治療においてアシスタントスタッフとの連携を重視している自分にとってもどかしさもありました。

そのような問題を解決したのが口腔内カメラと顕微鏡の機能を持ったデジタルマイクロスコープです。
デジタルマイクロスコープによって術野をモニターに映し出しアシスタントスタッフも一緒に状況を確認しながら治療を行う事が出来ます。

今後治療に生かしてより精度の高い治療を行い、患者様にとって有益な治療環境を整えていきたいと思っています。