軽度の歯周炎について

歯科医師の玉田です。

今回は軽度の歯周炎についてです。
歯周ポケットの深さ3〜4mmで歯を支えている歯槽骨が溶け出した状態で、歯みがき時に出血したり、歯がうずき、歯ぐきが腫れぼったく感じるのが特徴です。
一般的な初期の段階では無症状なことが多いです。
治療としては超音波やスケーラーと呼ばれる特殊な器具を使用し、歯の表面や根の周りに付着した歯垢や歯石の除去を行います。
軽度歯周病の治療は、患者さんによる歯磨きと、歯科医院における歯石除去がメインとなります。
次回は中等度歯周炎についてです。

歯周病と糖尿病について

衛生士の石橋です。

今回は歯周病と糖尿病の関連について書いていきます。

まず、歯周病とは、口腔内の病原菌により、歯肉や、刺繍組織に炎症が起こり、歯を支える骨が吸収し、進行すると歯が抜けてしまう病気です。

中等度以上の歯周炎が口腔内全体にある場合、炎症を起こしている歯肉の面積は掌程度といわれています。

深くなったポケットの中は、自分でケアをする事が困難な為、歯科での治療をしなければ、炎症している部分が回復せず、出血、排膿をし続けます。

出血するということは、ポケット内に傷があるという事です。

その傷から病原菌が入り、血流に乗って全身に回ります。

血流に乗り全身に運ばれた炎症関連の物質は、血糖値を下げるホルモンのインスリンを効きにくくする作用があるといわれています。

その為、歯周病の治療をせずに放置していると、糖尿病の発症リスクが高まり、進行しやすくなります。

歯周病は気づかないうちに発症、進行しています。

定期的に検診を受け、自分の口腔内の状態を確認しましょう。

コロナ下における新体制

開院から勤務してくれていた松原歯科衛生士がご家族の都合で5月いっぱいを持ちまして退職となりました。
開院から担当させて頂いた患者様には担当変更において色々とご不便をお掛け致しました。
ご協力ありがとうございます。

松原歯科衛生士は患者様からはもちろんのことスタッフ、院長からの信頼も厚く、退職の大きな穴を埋めること容易ではありませんでしたが、新たなスタッフの加入と共に6月・7月はスタッフ全員で患者様に満足して頂けるような新体制作りに取り組んでまいりました。

それに伴い、衛生士業務や定期検診は石橋歯科衛生と新たに加入した金井歯科衛生士が担当致します。
歯科助手業務は新たに加入した堀助手が担当致します。
受付業務は引き続き、受付専属スタッフとして受付太田が担当しております。

今まで以上の患者様の診療環境を作るべく、スタッフ一丸となって医院作りに努めてまいります。
今後ともよろしくお願い致します。

龍轟山明王院にて