フィッシャーシーラントについて

 

こんにちは。衛生士の石橋です。

今回はフィッシャーシーラントについて書きたいと思います。

フィッシャーシーラント、聞きなれない言葉ですよね。

日本語では小窩裂溝填塞といいます。

漢字にするのなんとなくわかるかなと思います。

歯の咬む面には溝があり、人によってはその溝がかなり深い場合があります。

深い溝は歯ブラシの毛先が届き辛いので磨き残しが多くなり、そこから虫歯になってしまう事があります。

そのリスクを減らす為にフィッシャーシーラントは有効です。

上で漢字で書いたように、咬む面の溝を塞いでしまおう!というのがフィッシャーシーラントです。

白いプラスチック樹脂を流し込み、溝を浅くする事で清掃性が良くなり、虫歯リスクを軽減させる事ができます。

柔らかい材料なので、日々食事などで少しずつすり減っていきます。

人によってすり減るスピードが違うので、定期検診で確認をし、必要があれば付け直していきます。

フィッシャーシーラントをしたからといって虫歯にならない訳ではありません。あくまでも予防処置なので、しっかりと歯磨きをする事が大切です。

 

ホワイトニング

歯科衛生士の松原です。

今回はホワイトニングについてご紹介します。

ホワイトニングとは歯を薬剤を使用し、色を白くする処置のことをいいます。

通常の歯のクリーニングではステインと呼ばれる着色汚れや歯石を落とすことは出来ますが、歯の色を変えることは出来ません。

歯の色を白くすることで口元の印象を明るく変えることが出来ます。

ホワイトニングには種類が2種類あります。

自宅でマウスピースにて行うホームホワイトニングと、医院で行うオフィスホワイトニングです。

ホームホワイトニングの特徴は自宅で行うため、時間の融通がききやすく、マウスピースを作製するため一定の期間を空ければ繰り返しホワイトニングをすることが出来ます。

またオフィスホワイトニングに比べ薬剤の濃度が薄く少しずつ色を落としていくので知覚過敏などの副作用も比較的出にくいです。

ただしホームホワイトニングは1日2時間、2週間続ける必要があります。時間が取れない方はオフィスホワイトニングがおすすめです。

オフィスホワイトニングの特徴は医院で行うホワイトニングです。

ホームホワイトニングよりも濃い濃度の薬剤を使用し1〜2回で一気に色を落とします。

所要時間は約2時間です。

ホームホワイトニングに比べ濃い濃度の薬剤を使用するため、比較的知覚過敏や色の後戻りが起きやすくなります。

院内にもパンフレットを用意していますので、ご興味のある方は参考にしてみて下さい。

JIADSびとのことば

先日、参加しているJIADSという勉強会からカレンダーが送られてきました。
そのカレンダーには半月ごとに「歯科医師」として、「人」としてあるべき姿勢に対しての言葉が記載されていました。
その言葉の一つ一つが今の自分に対しての戒めのように感じ、いくつになっても学ぶ姿勢と、謙虚、感謝の気持ちを忘れてはいけないと反省しました。
その中で一番心に響いたものです。

「人生の成功は富を残す事ではなく、
次の世代の人間を育てる事である」

自分はDrやスタッフを指導する立ち場にありますが、状況によって効率や、やり方だけの指導をしてしまう時があります。
本来はその目的や意味を伝えるべきだと思います。
思いがけず、日々を振り返る機会を頂いたJIADSに本当に感謝です。
これからも、診療の技術や知識はもちろんですが、患者さん、スタッフから信頼される「人」として、より成長していきたいと思います。