2018年ありがとうございました

2018年の診療も本日終了致しました。
患者様、そしてスタッフと無事一年一緒に過ごせた事に本当に感謝です。
ありがとうございました。

今年は、医院の治療レベル、スタッフの応対レベルにおいて、少しでも「やまもと歯科医院」にいらっしゃる患者様に気持ち良く過ごして頂きたいと、スタッフ全員で意見を出し合い、検討し取り組んできました。

効果があったもの、なかったものもありますが現状に満足し留まる事をせず、少しでも前に進んで行きたいと思っています。

自分が歯科医師として勤務し始めた20年以上前と、仕事に対する取り組み方はずいぶん変わってきたように思います。
でも、自分が新卒に際に指導して頂いた「自分が受けたいと思う治療を行う」という根本的な考え方は今も変わっていないと思います。
それは、治療中だけではなく、「やまもと歯科医院」の入口での受付の応対から、お帰り頂くまで当院で過ごす時間全てにおいてです。
これからも、この考え方をスタッフと治療の基本的な姿勢として共有していきたいと思います。

来年も「やまもと歯科医院」で治療を受けられる患者様にとってより良い環境になるようスタッフ一同頑張ります。

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先日、朝の散歩途中に龍轟山明王院にて偶然 「やまもと歯科医院」で大切にしている言葉を見つけました。
「この一年間の日々に感謝して年越しを」
皆さま良いお年をお過ごしください。

口呼吸と歯周病

衛生士の石橋です。

今回は口呼吸と歯周病の関係について書いていきます。

口呼吸(こうこきゅう)とは、字の通り口で呼吸をする事です。

風邪や花粉症で鼻が詰まってしまい口で呼吸をする事がありますよね。

一時的なものならば、また鼻呼吸に戻りますが、慢性的な鼻疾患、歯並びにより口が閉じないなどの理由により口呼吸になっている方は常に口で呼吸をしています。

口で呼吸をする事がなぜ歯周病と関係しているのでしょう。

まず、口呼吸をすると口が乾燥します。

乾燥する事により、唾液による自浄作用が低下し、汚れがつきやすくなります。

汚れが多く付いている所には病原菌も多くなります。

それにより歯肉が炎症を起こします。

唾液には抗菌作用がありますが、乾燥する事により効果を発揮できず、慢性歯周炎へ進行します。

次第に歯肉だけでなく、歯を支える骨などの歯周組織にも炎症が波及し歯周病になります。

鼻疾患や骨格的な原因の場合は鼻呼吸に直す事が難しいです。

こまめに水分を摂ったり、食事の後しっかりと歯みがきをする、定期検診を受けるなどする事により、進行を遅らせる事ができます。

もし、ただ癖で口呼吸をしているのであれば、口を閉じる練習や、意識して鼻呼吸をするようにする事で、少しずつ鼻呼吸へと移行していけると思いますので、ぜひ練習をしてみてください。

歯の破折

歯科衛生士の松原です。
今年も残りわずかとなりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか?

今回は歯の破折について書いていきます。

歯の破折とは、言葉通り歯が割れてしまったり、折れてしまうことを言います。

中でも根の方までひび割れが達してしまった場合、歯を失う原因となります。

歯を失う原因としてまず思い浮かぶのは、虫歯や歯周病が多いかと思います。

虫歯や歯周病も歯を失う原因の一つであり、1番目、2番目に多い原因ではありますが、3番目に多いものが歯根破折です。

歯根破折の原因は、虫歯などによる歯の劣化、過重負担、強くぶつけたりなどの外傷が挙げられます。

特に1度治療をした歯や神経処置をしてある歯は歯根破折のリスクが高くなります。

歯根破折をすると、歯茎の炎症や腫れ、歯の揺れ、痛みなどの症状がでます。

症状は、破折した歯の状態や亀裂の位置、治療状態により多少変化します。

1度歯の根が破折してしまった場合は、歯を抜歯する処置となります。

予防として、毎日の歯ブラシなどのお手入れで虫歯のリスクを下げる、歯ぎしりや食いしばりなどの過重負担をナイトガードと呼ばれるマウスピースなどでコントロールする、歯の欠損や癖などで偏った噛み合わせをなるべくしない、などが挙げられます。

歯の欠損の原因となり得る歯根破折にご注意ください。

歯ぎしり、食いしばりなどの過重負担に自覚がある方はお気軽にご相談ください。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

Dr.Stefan Wallace 特別講演

Dr.Stefan Wallaceによる特別講演を受講して来ました。

Dr.Stefan Wallaceはアメリカニューヨーク大学の臨床准教授でインプラント治療における上顎洞(鼻の横の空洞の部分)の骨造成(骨を人工的に作る方法)の第一人者です。
今回はJIADSの小野善弘先生のご縁で来日され特別講演をして頂きました。

Wallace先生はインプラント治療専門医なのでとても難易度の高いオペを日々されているのですが、今回は一般臨床医にもインプラントオペで即実践出来る内容を紹介して頂きました。

それでも、自分にとっては十分な練習が必要と思われるケースが多々ありましたが、アメリカで最先端の治療を実際に見る機会はとても貴重で参考になりました。

今回学んだ新しい治療方法を当院で反映出来るようスタッフ共々レベルアップしていきたいと思います。

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