「やまもと歯科医院」に来院して頂いてる患者様へ

「やまもと歯科医院」に来院して頂いてる患者様へ

私達「やまもと歯科医院」スタッフ全員で、日々患者様により良い治療環境をご提供するためにどのような事に取り組めば良いかを毎週のミーティングを通じて検討しています。

質の高い治療環境は色々な要因があると考えています。
「やまもと歯科医院」が一番大切にしている「応対」はもちろんですが、それ以外にも「治療技術や知識」「最新の設備」「清潔な治療環境」「スタッフ教育」など考えられる事は歯科分野に限らず多岐に渡ります。

そのような中、「患者様の治療時間の確保」を昨年は優先検討課題としてミーティングを行ってきました。

私たちには1日の診療時間が限られています。
その診療時間を大切な患者様に有効に確保するため、Drやスタッフが最大限に能力を発揮するため、年内をめどに診療時間及び診療の曜日の変更を検討しています。
そのため、通院が難しくなりご不便をお掛けする患者様もいらしゃると思います。

しかし決して私達が良くなる事を最優先に考えたり、思い付きで変更する訳ではありません。
1年近く検討し、準備を行った上での判断です。
それまでに対象の患者様にはご迷惑が掛からないよう現在対策と準備をしております。
準備が整い次第、実施の詳細の日程を告知致します。

実施の際にはご協力よろしくお願い致します。

知覚過敏について

衛生士の石橋です。

今回は知覚過敏について書いて行きます。

知覚過敏という言葉を知っていますか?

最近はCMなどで耳にする事も増えてきたと思います。

知覚過敏とは、冷たいもの、歯磨き、甘いものなどの刺激により一過性の痛みを感じるものです。

一過性なので、”しみ”としてその痛みを感じる人が多いです。

むし歯の症状と似ているため、受診される方も多いです。

では知覚過敏はどうしておこるのでしょうか。

歯には大きく分けて、エナメル質、象牙質という層からなります。

エナメル質は普段私達が見ている白い部分です。

一番外の層なので、とても硬いです。

象牙質はエナメル質に覆われているため、基本的には外とは交通していません。

エナメル質よりも粗造なため、刺激が伝わりやすいです。

象牙質の内層には神経があるため、象牙質に刺激が加わると痛みを感じやすいです。

知覚過敏は何らかの原因で象牙質が露出する事で起こります。

・加齢による歯肉の退縮

・過度なブラッシングによる歯肉の退縮

・炎症による歯肉の退縮

・歯ぎしり、くいしばりなどの過度な力による根元のエナメル質が壊れ象牙質が露出する

というのが原因として考えられます。

加齢による歯肉退縮は緩やかに進んでいきますし、誰にでも起こる事なので防ぐ事は難しいですが、他の原因に対しては対処が可能です。

歯ぎしり、くいしばりは寝ている時にしている場合が多いので、ナイトガードというマウスピースを装着する事でダメージを軽減する事ができます。

汚れが溜まり、歯肉炎で歯肉が腫れた後、元のラインよりも歯肉がさがってしまう事があるので、よくブラッシングをする必要があります。

しかし、過度なブラッシングでも歯肉退縮は起こりますので、適度な圧、ブラシの当て方を改善する必要があります。

歯肉退縮しているところにゴシゴシとブラシを当てていると、象牙質の部分が削れてしまい、より強いしみが出る場合があります。

その場合は、小さなむし歯治療で使うプラスチックの材料で削れてしまった所を埋める治療が必要になります。

プラスチックで埋めるために表面を整える必要があるため、多少歯を削らなければいけないので、知覚過敏の症状がある場合はまず塗り薬で様子を見る事が多いです。

この薬は、象牙質に塗る事で、神経に刺激を伝わりづらくする効果が期待できます。

塗り薬であまり効果がなかった場合は相談の上でプラスチックの治療に移行します。

それでも治らない場合は神経治療をする事もあります。

暖かくなってきましたが、朝の歯磨きの時はお水が冷たく、しみる事があると思います。

そういった症状がある場合は、検診の時などお気軽にご相談ください。

歯を失う原因

歯科衛生士の松原です。

今回は歯を失う原因について説明していきます。

歯を失う二大原因はむし歯と歯周病が多くその割合は同じ位です。

一般的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、比較的若い内はむし歯で失われる場合が多いです。

年齢が上がり、残った歯が少なくなるにつれて歯周病で失われる歯が多くなります。

リスクの高い歯は、放置されたむし歯やクラウンなど大きな治療をされている歯・部分義歯の針金がかかる歯・歯周疾患が進行している歯などです。

全体的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、上あごよりも下あごの方から喪失されやすいと言われています。

たとえば下の六歳臼歯に注目すると、50歳前後(45~54歳)で既に4分の1が失われています。

奥歯が失われると、その前方にある歯は噛み合わせを支持する力が弱いので、より失われやすくなるという悪循環を生んでしまいます。

また噛み合わせが変化したり、ブリッジなどの喪失した歯を補う装置により、一部の歯に極端に強い力がかかります。

これが歯の過重負担となり、より歯周病を悪化させたり、歯の破損が起こり、これらも歯を喪失する原因となります。

このような悪循環を引き起こさない為にも、むし歯や歯周病を進行させない日々のケアが必要となります。

毎日の歯ブラシやデンタルフロスなどでケアを見直してみてください。

また定期検診で、歯周病の検査などを行い、リスクの高い歯がないか確認しましょう。