2019年もありがとうございました

本日12月28日を持って2019年度の診療がすべて終了致しました。
今年を振り返ってみると、患者様、スタッフ、取引先の方々のおかげで開院して
1番充実した年だったと感じています。
本当にありがとうございます。

今年もスタッフ全員で多くの医院環境の改善に取り組みました。
その中でも「診療時間の短縮」と「日曜日の休診」に関しては本当に大きな取り組みでした。
変更により患者様の診療に影響が出ないか心配していましたが、半年経過した現在大きなトラブルもなく、以前よりも診療効率やスタッフの治療に対してのモチベーションが格段に向上しました。
患者様をはじめスタッフの協力のおかげで新たな診療環境を作るため「診療時間の整備」と言う開業以来のビジョンを達成することが出来ました。
本当に感謝です!
来年もみんなでいろいろ取り組んでいきましょう!
よろしくお願いします。

来年に向けて大きな課題がありますが、困難を経験に、そしてスタッフ全員で今年以上の達成感を味わえるよう頑張りたいと思います。

皆様、良いお年をお過ごしください。

骨吸収について

衛生士の石橋です。

今回は骨吸収について書いていきます。

今回書いていく骨吸収とは、歯を支える歯槽骨の吸収についてです。

歯槽骨とは、歯の根を支える骨の事です。

口腔内の清掃状態が十分でなく、歯と歯茎の間の歯周ポケットに歯周病菌が侵入し歯槽骨まで到達すると、歯槽骨を破壊していきます。

これが歯槽骨の吸収です。

しかし、歯周病菌が直接的に歯槽骨を溶かしているのではなく、宿主の免疫反応によって歯周病菌に感染した部位を排除しようとする作用によって歯槽骨が吸収していきます。

細菌の他に、歯ぎしり、食いしばり等の過度な負担(力)が掛かる事でも骨吸収を起こします。

歯を支える歯槽骨が吸収され減っていくと、支えがなくなるので歯が動揺し始めます。

進行していくと歯を失う事になってしまいます。

一度吸収してしまった歯槽骨は自然に回復はしません。

そのため、定期的な検診でのクリーニングや、歯ぎしり、食いしばりに自覚があったり、身近な方に指摘された場合はマウスピースを検討されると良いと思います。

歯の詰め物や被せ物について

歯科衛生士の松原です。

今回は1度治した歯の詰め物や被せ物の適合不良について説明します。

人工的な詰め物や被せ物は1度治したらその被せ物がずっと使えると思われがちですが、お手入れを怠ってしまったり、劣化により被せ物のやり直しが必要になります。

理由としては適合不良部位から虫歯が進行したり、セメントの劣化が進み脱離の原因となる為です。

このような詰め物の適合の確認にはレントゲン写真や、汚れを取り除き隙間等のチェックが有効です。

日頃の歯ブラシでのお手入れはもちろんですが、定期的に歯科医院で歯石除去を行いお口の中のメンテナンスをしましょう。

また強い力がかかることで負担となる、歯ぎしりやくいしばりも詰め物や被せ物を痛める原因の1つです。

ナイトガードなどで予防することが大切です。

2次的に進行する虫歯は気がつかないうちに進行することが多く、また肉眼では発見しづらく、詰め物や被せ物によりレントゲンにも写ってこないこともあり発見が遅れがちです。

虫歯は進行すると長引く治療になりがちです。

ご自宅でのケアで汚れを溜めないことが大切です。

また何か自覚症状がある時は早めに受診し、詰め物等に問題がないか確認をしてください。

心配な詰め物や被せ物がありましたら、スタッフまでお問い合わせください。

検診お待ちしております。

骨造成の勉強会に参加してきました

11月23日(土曜日)は勉強会参加のため診療をお休みさせて頂きました。
ご迷惑をお掛けしました。

当日はJIADS東京研修所においてGBR(インプラントの際に骨を作る治療法)の実習を1日がかりで行い治療テクニックや手順の確認をしてきました。
講師の先生はJIADS大阪の院長をされている佐々木猛先生です。
佐々木先生は歯周治療ももちろん素晴らしいのですが、その歯周治療の技術を使ったインプラント治療はとても緻密で参考になる症例を多く手掛けています。
いつも自分の足りないところを参考にさせて頂いています。

その佐々木先生にインプラント治療における骨を作る技術の直接指導をして頂ける貴重な機会でした。
実際に豚の顎を使用し、治療に必要なテクニックの確認から応用まで朝から夜まで実習を行いながら確認、指導して頂きました。
休憩時間も参加されている先生方と積極的に質疑応答をし有意義な時間を過ごせました。

明日からの患者様の診療にまた生かせるよう今後もスタッフともども頑張りたいと思います。

佐々木先生と、実際実習で行った豚の顎の写真がありますので、ご興味ある方はご覧ください。

実習の手順をデモされている佐々木先生