歯石について

衛生士の石橋です。
今回は歯石について書いていきます。

歯石が何でできているか知っていますか?

歯石は歯垢(プラーク)が唾液中のカルシウム等により石灰化したものです。

CM等で歯の再石灰化という言葉を聞いた事があるかと思います。
歯は酸により脱灰し脆くなりますが、唾液中の成分により再石灰化し脆くなった所を補強します。

しかし石灰化するのは歯だけではありません。
プラークがしっかりと除去されないまま3日程度経つと石灰化し歯石になります。

歯石自体は病原性はあまりないと言われています。

ではなぜ取らなければいけないのか。

歯石は磨き残しやすい歯ぐき近くや、歯周ポケット内によくできます。

柔らかい粘膜に硬い歯石が当たる事で刺激となり炎症の原因となります。

更に、歯石の表面はザラザラしていて新たなプラークが付着しやすくなっています。

プラークは生きた病原菌の塊です。

歯石により刺激された歯肉に細菌の塊がくっついてたら、余計悪そうですよね。

プラークだけならしっかりとブラッシングやフロスをする事である程度除去できます。

プラークの付着し辛い環境を作るために定期的な歯石の除去は大切です。

ブリッジのお手入れ方法

歯科衛生士の松原です。

今日はブリッジのお手入れについて書きたいと思います。

ブリッジとは欠損してしまった歯を補うための装置です。

入れ歯とは違い、取り外しは出来ません。

ブリッジを長持ちさせるためのポイントは日常のお手入れにあります。

ブリッジは前後の歯で欠損した歯を支えるため、とても負担の大きい装置です。

ここに歯周病や虫歯の原因となる汚れを溜めたままにしておくことは良い事ではありません。

せっかく治療をした歯でも2次的な虫歯になってしまったり、歯周病が進行してしまう可能性があります。
また口臭の原因となることもありますので、ご自宅でしっかりケアしていきましょう。

ブリッジのお手入れのポイントはダミーの歯の部分です。

歯ブラシでよく磨いた後、間の繋がっている部分を歯間ブラシで磨きましょう。

歯ブラシで綺麗にしたつもりでも、歯間ブラシに沢山汚れがついてきて、びっくりされるかと思います。

少し難しいですが、スーパーフロスというブリッジのダミーの歯の下に通す事の出来るフロスを使用出来るとより綺麗になります。

毎日の歯磨きにぜひ取り入れてみて下さい。

ダイレクトボンディングのセミナー受講

H29年10月1日の日曜日に、勤務している玉田先生とダイレクトボンディングのセミナーに参加してきました。

ダイレクトボンディングとは虫歯で失った歯の一部をプラスチックで元の状態に詰め直す治療方法です。
(興味のある方はインターネットで調べてみてください。ダイレクトボンディング治療の仕上がりにびっくりされると思います)

今まで虫歯で失った場合、一般的に銀歯と言われる金属で作った詰め物をセメントで合着する事がほとんどでした。
ダイレクトボンディングは白いプラスチックを直接歯に接着し、機能的に回復するだけでなく、審美的にも回復出来る比較的新しい治療方法です。
しかし、銀歯を作るように口の外で作業するのではなく口の中で行い、しかも視野が限られていたり、唾液に汚染されたりで歯科医師の技術の差が大きく出ます。

今回その技術のレベルアップのため以前より指導して頂いているDHAの講師をされている横浜のオグラ歯科の小倉充先生に指導をして頂きました。
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セミナーは限定4人という少数で実習を行いながら直接指導して頂きます。
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セミナーはとても楽しく、全員が集中していたので、あっと言う間に終了の時間になってしまいました。
早速学んだ技術を習得するために医院でも玉田先生と練習を続けて行きたいと思います。

小倉先生、お忙しい時間の中ご指導して頂き本当にありがとうございました。