衛生士の石橋です。
今回も口臭について書いていきたいと思います。
3つ目の原因は全身疾患です。
呼吸器系の疾患の場合はタンパク質のような臭い。
気管支系の疾患の場合は甘い臭い。
肝臓、腎臓系の疾患の場合はアンモニア臭
糖尿病の場合はアセトン臭(甘酸っぱい、りんごが腐ったような臭い)がします。
胃がんの場合も特有の臭いを発生させます。
近年、糖尿病と歯周病には密接な関係があると考えられています。
糖尿病の人が歯周病に罹患している確率は、そうでない人に比べ約2倍というデータがあります。
糖尿病では、唾液の分泌量が減る為、歯周病が進行しやすくなり、歯周病では血糖値が上がりやすくなると言われています。
唾液には抗菌作用があるので、分泌量が減れば口腔内の細菌量が増加し、口臭に繋がります。
しっかりと口腔ケアをする事は、むし歯予防、歯周病予防だけでなく、糖尿病の予防にも繋がるので、毎日のブラッシング、定期検診をしっかりと受けていくのは大切です。