歯科衛生士の松原です。
今回は親知らずのトラブルについて書いていきたいと思います。
親知らずとは第2大臼歯(7番目)の奥に生えてくる第3大臼歯(8番目)です。
先天的に生えて来ない人もいますが、生えてくる人はトラブルが起きやすい歯です。
トラブルの例としては
①歯ブラシが届きにくく汚れがたまる
②歯茎が腫れる
③親知らずが虫歯になる
④親知らずの手前の歯が虫歯になる
⑤親知らずや隣の歯が歯周病になる
⑥上の歯が咬み合わずに移動し歯茎を噛んでしまう
⑦前に倒れ込んできて歯並びが悪くなる
などがあります。
治療法としては抜歯や虫歯、歯周病の治療を行います。
ただし親知らずは横に生えていたり、骨の中に埋まっていたり、根っこの形態が不完全なままであったり、清掃不良が起こりやすいので治療の予後が悪かったり、治療自体が行えない場合があります。
その場合は基本的に抜歯となります。
生え方によって抜歯の方法も異なりますので、レントゲン診査が不可欠となります。
また、親知らずが顎の神経と近い場合や接触している場合はCTなどでより精密に検査を行います。
親知らずで気になることがあれば担当医までご相談ください。