妊娠期のお口の中のトラブル

歯科衛生士の松原です。

先月は歯科衛生士の勉強会に参加させていただきました。色々なお話を先生方から聞くことが出来てとても勉強になりました。

参考になったお話が沢山あったので、このブログでもいつかお伝え出来ればと思います。

今月は妊娠期の方が検診や治療に多く来院されたので、こちらでも妊娠期のお口の中のトラブルについて書いていきたいと思います。

妊娠により、女性ホルモンが増えることで口の中の状態は大きく変化します。

口の中を正常に保つ唾液の分泌が低下してしまったり、体調により歯ブラシが出来なかったり、食事が不安定になりトラブルがおこりやすい時期です。

妊娠中の治療は受けられますが、レントゲン写真での確認が難しい場合や、使える薬が限られてきます。また初期はつわりなどにより治療がなかなか出来ないこともあります。トラブルにならない様に、十分に気をつけましょう。

注意が必要なトラブル
1.妊娠性歯肉炎
2.口内炎
3.むし歯
4.口臭
5.親知らずの腫れ

などがあげられます。

体調などにより、歯ブラシが難しい場合はデンタルリンス(うがい薬)などを使用したり、ベッドの小さな歯ブラシを使用することが有効です。

通常の歯ブラシの磨き方のコツは過去のブログに記載していますので、参考にしてみてください。