勉強会に参加してきました。

衛生士の石橋です。

7/23に勉強会に参加してきました!

今回参加させて頂いた勉強会は技術的なものではなく、患者さんへの伝え方についての勉強会でした。

私達は患者さんのお口のクリーニングをするだけが仕事ではなく、患者さんにしっかりとセルフケアをしてもらうようにサポートする事が大切な仕事です。

先輩方のお話を聞き、「なるほど!」と思う事が沢山ありました。

私も患者さんにしっかりと伝えられる衛生士になれるようこれからも勉強していかなければなと改めて思いました。

今回学んだ事を日々の診療で活かせるように自分の中で煮詰め、実践していければと思います。

 

妊娠期のお口の中のトラブル

歯科衛生士の松原です。

先月は歯科衛生士の勉強会に参加させていただきました。色々なお話を先生方から聞くことが出来てとても勉強になりました。

参考になったお話が沢山あったので、このブログでもいつかお伝え出来ればと思います。

今月は妊娠期の方が検診や治療に多く来院されたので、こちらでも妊娠期のお口の中のトラブルについて書いていきたいと思います。

妊娠により、女性ホルモンが増えることで口の中の状態は大きく変化します。

口の中を正常に保つ唾液の分泌が低下してしまったり、体調により歯ブラシが出来なかったり、食事が不安定になりトラブルがおこりやすい時期です。

妊娠中の治療は受けられますが、レントゲン写真での確認が難しい場合や、使える薬が限られてきます。また初期はつわりなどにより治療がなかなか出来ないこともあります。トラブルにならない様に、十分に気をつけましょう。

注意が必要なトラブル
1.妊娠性歯肉炎
2.口内炎
3.むし歯
4.口臭
5.親知らずの腫れ

などがあげられます。

体調などにより、歯ブラシが難しい場合はデンタルリンス(うがい薬)などを使用したり、ベッドの小さな歯ブラシを使用することが有効です。

通常の歯ブラシの磨き方のコツは過去のブログに記載していますので、参考にしてみてください。

歯科衛生士2名が7月23日(日)勉強会に参加してきました

7月23日の日曜日に当院の松原、石橋の歯科衛生士2名が勉強会に参加してきました。
勉強会のテーマは「歯科衛生士が担う役割」でした。

最近、歯科衛生士はとても注目されている資格の1つです。
以前に比べて歯科大や歯科医院に限らず、医療施設全般に活躍する範囲が広がって来ているからです。
医療施設において歯科衛生士が求められるのは、体のケアだけでなく、「口腔も一つの臓器としてのケアが必要」と考えられるようになったのが一番の理由です。
そのように「歯科衛生士の担う役割」は10年前に比べると大きく変わっているのでしょう。
今、歯科衛生士を取り巻く新たな環境で、どのようにレベルアップを図るか参考になればと思い参加して来てもらいました。

次の日に感想を聞くとおのおの刺激となる事があったようで、話している時とても良い表情をしていました。
後日レポートとして提出して貰い、スタッフ全員で知識を共有し、今後の医院の運営に反映させていきたいと思います。

また、自分もスタッフに負けないようレベルアップをしていきたいと思います。

 

 

 

口臭について③

衛生士の石橋です。

今回も口臭について書いていきたいと思います。

3つ目の原因は全身疾患です。

呼吸器系の疾患の場合はタンパク質のような臭い。

気管支系の疾患の場合は甘い臭い。

肝臓、腎臓系の疾患の場合はアンモニア臭

糖尿病の場合はアセトン臭(甘酸っぱい、りんごが腐ったような臭い)がします。

胃がんの場合も特有の臭いを発生させます。

近年、糖尿病と歯周病には密接な関係があると考えられています。

糖尿病の人が歯周病に罹患している確率は、そうでない人に比べ約2倍というデータがあります。

糖尿病では、唾液の分泌量が減る為、歯周病が進行しやすくなり、歯周病では血糖値が上がりやすくなると言われています。

唾液には抗菌作用があるので、分泌量が減れば口腔内の細菌量が増加し、口臭に繋がります。

しっかりと口腔ケアをする事は、むし歯予防、歯周病予防だけでなく、糖尿病の予防にも繋がるので、毎日のブラッシング、定期検診をしっかりと受けていくのは大切です。

子どもの指しゃぶり

歯科衛生士の松原です。

今回は子どもの指しゃぶりについて書きたいと思います。

お子さんの指しゃぶりはよくあるありがちな癖ですが、一定期間の年齢を過ぎても続けることで歯並びや発音、発育に影響が出てくることがあります。

その癖が引き起こす影響について書いていきます。

指しゃぶりはよく赤ちゃんや乳児期の子どもが、眠い時や気持ちを落ち着かせたい時、または日常の癖で行うと言われています。

指しゃぶりを続けることで起こる影響は
・歯並び(出っ歯、開口)
・発音
・口呼吸(虫歯のリスクが上がる)
・咀嚼障害
などが起こります。

3〜4歳前後で指しゃぶりをしている場合、声かけをして気をそらしたり、指しゃぶりをしないよう説明をする、グッズなどの使用が効果的です。
指しゃぶりをしているからといって無理にやめさせようとするのではなく、意識をそらす、もしくは声かけをしてあげるなど無理なく止めてあげましょう。

お子様の指しゃぶりで心配なことがあれば、担当医もしくは衛生士までお気軽にご相談ください。

歯科における再生医療

毎月第一水曜日にJIADS東京が行っている勉強会に参加しています。
今月5日のテーマは歯科における再生医療でしたが、現在歯科における再生医療も日々進歩しているということを実感しました。

歯周組織再生をテーマに、大阪大学歯周病科 村上伸也教授 に御講演して頂きました。
今まで口腔内における骨の欠損に関しては自己治癒力に頼るか、もしくは自家的、人工的に骨を移植する方法の2つでした。
そのため、自己回復力が期待できない方や、外科的な処置ができない方には歯周病などで骨を失った方の治療は困難でした。

今回村上教授が開発された再生剤は医薬品として厚生省に認可された、今までのどちらの方法とも違い、薬によって骨の再生を促すものです。
今後、歯科において新たな治療方法の1つになる可能性があります。

今回セミナーを受け、購入、使用可能のライセンスを頂きました。
これからも新しい治療や技術に関して患者様に提案できるように努力していきたいと思います。

 

生え変わりの時期に起きやすい虫歯

歯科衛生士の松原です。

今回は子どもの歯と大人の歯の生え変わりの時期に起こりやすい虫歯について書きたいと思います。

生え変わりの時期はとても虫歯が起こりやすいです。

理由としては

①大人の歯と子どもの歯が入り混じり、でこぼこした歯列になるため汚れの磨き残しが多い

②生えたての歯のエナメル質は柔らかく、虫歯の進行が早い

ことが考えられます。

虫歯を予防するには適切な歯ブラシと歯質強化のためのフッ素塗布が有効です。

まず最初に虫歯になりやすい大人の歯は、6歳臼歯です。

奥歯のため歯ブラシも届きにくく、歯の溝の深さが深い場合は虫歯のリスクが高くなるので注意が必要です。

歯ブラシは生え変わり用やヘッドの小さい磨きやすいものを選びましょう。

歯科医院で定期的に高濃度のフッ素を塗布したり、ご自宅で仕上げ用のフッ素剤を使用するのもおすすめです。

また虫歯になってしまった場合は進行が早いため、早期治療が大切です。
定期検診を受けましょう。

大人になってからもずっと使う歯です。
しっかり虫歯を予防していきましょう。

口臭について②

衛生士の石橋です。

今回も口臭について書いていきたいとおもいます。

前回は原因の1つ、補綴物について書きました。

2つ目の原因は舌についた汚れ、舌苔です。

皆さん自分の舌をじっくりと見た事はありますか?

人によって多少色は違いますが、通常ピンク色をしていますが、舌の表面に汚れが着くことによって、白や黄色、茶色、黒い色になります。

それは単純にただの汚れだったり、カビの一種がはえていたりします。

それが口臭の原因になります。

対処としては、歯ブラシをする時に舌も一緒にお掃除することで汚れの茶色付着を防ぐ事ができます。

ブラシの動かし方は、舌の奥の方から手前に一方方向に動かし、力は入れず、優しく撫でる程度の力でお掃除してください。

あまり奥の方にブラシを入れると、気持ち悪くなってしまうので、無理のない範囲で掃除してください。

人によって、もともとの舌の色が白っぽい方もいます。

自分のもとの舌の色を知っておくとちょっとした変化も気づけるので、普段から自分のお口の中を見ておくといいかなと思います。

 

保育園検診

先日東長崎にある保育園の検診に行きました。
毎年この時期に伺うのですが、保育園の子供たちの元気な様子を見るのが楽しみです。
こちらの保育園のお母様方はお子様の歯ブラシを頑張っており、ほとんどのお子さんに虫歯はありませんでした。

毎回検診前に簡単な歯科に関してのお話をさせて頂いています。
今回は「乳幼児の歯磨き開始の時期」や「磨き方」をお話しさせて頂いたのですが、、皆さんとても興味を持って聞いてくださいました。
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日々の忙しい中、お子様の歯ブラシは大変だと思います。
でも、お子様が自分で磨けるまではご家族のお手伝いがどうしても必要です。
心配な方は歯科医院でこまめな検診を受け、歯科衛生士によるクリーニングやフッ素塗布を行い、お口の管理をお手伝いしてもらうのも1つの良い方法だと思います。

お子様の虫歯予防や磨き方やなど分からない事があればいつでご相談にいらしてください。
お子様の大事な歯を一緒に守っていきましょう!!

 

インプラント治療の考え方

先日、ある患者様のインプラント治療を行いました。
今回は骨の中にインプラントの本体(フィクスチャー)を埋入する治療でした。
実際にその患者様の治療を開始したのは昨年の11月の6か月前です。

インプラント治療を開始するまで6か月もかけた理由は顎の骨を作る治療を行ったからです。
その患者様は問題のある奥歯を抜歯した後インプラントの治療をご希望でしたが、長い間悪い状態のまま放置してしまったため、その奥歯の顎の骨が吸収していました。
インプラントを埋入するための十分な骨が無かったため患者様と相談した結果、顎の骨を作る治療をした後、インプラント治療を選択しました。

顎の骨を作る治療を行い半年経過の後、CT撮影等で骨の審査をしたところ十分な顎の骨が確認できたので今回埋入の治療に移りました。
インプラントを埋入する部位の骨は十分回復した状態で、埋入する治療はとても満足のいく結果でした。

その患者様には顎の骨にインプラント体(フィクスチャー)が結合するまで、また3~6か月お待ち頂きます。
治療後、患者様にお待ち頂く説明をしていた際にインプラントを指導して頂いた先生から教えられた言葉を思い出しました。

「インプラントはきちんと治療を行えば、長い間安心して使用できる治療」
「インプラントはあくまでも治療の選択肢の中の1つで、一刻を争うような治療ではない」

自分はインプラント治療にに関して今でもこの考え方は変えていませんし、今後も安全、安心に治療を行うには大切だと思っています。
患者様にもこのような考え方を理解をして頂いた上で、指導して頂いた先生の言葉を忘れずに時間的なスピードよりも患者様に長く、安心して使って頂ける丁寧な治療を心掛けていきたいと思います。