歯のはなし② フッ素

「やまもと歯科医院」では、定期検診にいらした小学生以下のお子さんにはフッ素塗布を行っています。
テレビのCMでもフッ素は歯に良いという事はみなさんご存じだと思いますが、フッ素にはいろいろな歯に良い事がありますのでご紹介します。

①虫歯になりかけた歯を修復します。
歯から溶け出した「リン」や「カルシウム」が歯に戻る作用(再石灰化)を手助けします。
②歯質を強くします。
歯にフッ素が取りこまれるとエナメル質が強化され酸に溶けにくい歯になります。
③虫歯菌の働きを抑えます。
虫歯菌のミュータンス菌の働きを抑えます。

上記の理由により虫歯になりやすいお子様にフッ素塗布はとても有効です。
また。大人の方で矯正治療中の方や、根っこが露出して虫歯になりやすい方にも有効ですので、ご希望があればスタッフにご相談してください。

歯のはなし① ドライマウス

先日、定期検診でいらした患者さんが「最近口の中が乾く」と相談を受けました。
寝ている時にのどが渇いて目が覚めてしまうので、枕元にお水を置いて寝ているとの事でした。
特にお口の中に異常がない場合は「ドライマウス」の可能性があります。
「ドライマウス」とは唾液が少なくなる事で口腔乾燥症と言われる病気です。
様々な原因がありますが主なものを上げてみましょう。
①薬の副作用
最近服用してから症状が現れたのであれば、処方された担当の先生と相談してみましょう。
②噛む回数が少ない、噛む力が弱くなった
噛むことによって唾液を出す唾液腺を刺激し、唾液腺の周りに力が加わることで唾液を押し出します。
機能が衰えることで唾液の出る能力が低下します。
唾液腺周辺のマッサージが有効です。
③口呼吸
鼻疾患を患う等で、口で呼吸することによって乾燥します。
鼻疾患の治療や鼻呼吸トレーニングを行います。

もし、「ドライマウス」と思われる症状があれば、一度ご相談にいらしてください。

 

 

 

 

勉強会参加のため時間変更のお知らせ

6月8日水曜日の午後の診療は月1回、勉強会参加のためPM5:00が最終受付となっております。
ご了承ください。

今回の勉強会には鹿児島大学名誉教授・長岡栄一教授をお招きして、義歯に関してのお話を伺いました。
鹿児島大学で入れ歯の専門医としてご活躍されていた際の、とても貴重なご経験や症例を聞くことができました。
現在使用できる歯科材料よりも使い勝手の悪い時代にも関わらず、患者様の立場に立って高い治療レベルを維持されていた事にとても刺激を受けました。
自分も現在の恵まれた環境を当たり前と思わず、治療内容に関してより追求していきたいと思います。

月に1回、診療時間に関してご迷惑をお掛け致しますが、勉強会の成果を日々の治療の反映していきたいと思いますのでご了承の程よろしくお願い致します。

保育園検診に行って来ました

6月3日は保育園検診でした。
保育園の園長先生が通院されているご縁で検診担当医をさせて頂いて2年目になります。
いつも元気なちびっ子ばかりで検診に行くのがとても楽しみです。

今年は検診の前に乳幼児をお持ちのお母様方から良く質問される「口呼吸」のお話をさせて頂きました。
お話ししている間、お母様方や保育園のスタッフの方々の真剣なお顔を見て、お子様へのお口への意識の高さを感じました。

検診結果は、ご自宅、保育園できちんと管理されているので大きなトラブルのあるちびっ子は一人もおらず安心しました。

また来年、身体も歯も健康な状態で会えるのを楽しみにしています。