8020運動について

こんにちは。

歯科医師の玉田です。

今回は8020運動についてです。

「8020運動」という言葉を、ポスターなどで目にしたことはありますか?

80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。

成人の永久歯の数は28本ですが(親知らずを除く)、80歳という年齢で、なぜ20本の歯を残す必要があるのか?それは、結論から言うと、20本以上の歯があれば食べるもののかたさ、大きさを制限することなく豊かな人生を歩めるからです。

40歳から70歳以上の方で、「何でも噛んで食べることができる」と答えた人の割合は、歯の本数が20本以上の人で約80%以上。19本以下の人で、約4560%と大きな差が出ています。

フランスパン、堅焼きせんべい、たくあんや繊維質の多い野菜等、噛めば噛むほど味わい深くなる食品は、1828本の歯がないと美味しく噛むことが難しいと言われています。

20本以上の歯があれば、さほど支障なく、これらの食品も食べることができます。また、75歳を対象とした調査では、自分の歯が20本以上ある人は、19本以下の人に比べ野菜を多く摂っていることもわかりました。

これは、歯が20本以上残っている人の方が、健康を維持するために必要なビタミンを摂取

しやすい状況ということです。

8020を目指すために、痛みがなくても定期検診を受け歯の保存を目指しましょう。

3回目のコロナワクチン接種

年末に落ちついていた新型コロナウイルスの感染者数が徐々にではありますが、再び拡大兆候が見られています。
それらの予防対策として医療従事者3回目のワクチン接種の連絡が年末に届きました。
新型のコロナウイルス株にワクチン接種がどれほどの感染防止効果があるかはまだ良く分かっていませんが、重症化や死亡率の低下には効果があるようです。
当院のスタッフにおいては早々に各自登録準備が整い次第接種する予定です。
スタッフのワクチン接種後の体調管理のために診療やアポイントに影響が出る可能性がありますが、ご協力の程よろしくお願い致します。

ワクチン接種に関して患者さんにも
「明日ワクチン打つのですが歯科治療は大丈夫ですか?」
と問われることがしばしばです。
ワクチン接種前後の数日は、歯科治療での麻酔・外科処置・投薬などは注意が必要だと思われます。
副反応などのマイナス面もありますが、感染抑制の決め手としてのワクチン接種が安全に進むことを願っています。