歯肉炎と歯周炎

衛生士の石橋です。

今年もよろしくお願い致します。

今回は歯肉炎と歯周炎について書いていきます。

歯肉炎と歯周炎(歯周病)、似た言葉ですよね。

どう区別しているのでしょうか。

当院では初診時、定期検診時、久しぶりに来院された方に歯周検査を行っています。

この検査で見ているのは、歯周ポケットの深さ、出血の有無、動揺の有無です。

歯周炎の場合、歯周ポケットが4ミリ以上で、出血、動揺、レントゲン審査が必要です。

歯肉炎は歯肉に炎症が限局している為、検査時に歯周ポケットの数値が4ミリ以上あっても、炎症が治ると腫れていた歯肉が引き締まり数値が改善し、出血もし辛くなります。

毎日のブラッシングで再発を防ぎましょう。

歯周炎は歯肉炎が進行したもので、炎症が歯を支えている骨に波及し、骨を壊していく為、動揺を伴う場合があります。

軽度の歯周炎であれば歯石除去後、歯肉が引き締まり、動揺もなくなる場合がありますが、一度壊れた骨はなかなか再生しません。

再生したとしても元の状態に戻す事は難しいです。

骨は歯肉と違い、回復が遅い組織です。

逆に歯肉は反応の早い組織なので、歯石除去後に検査結果が改善したからといって油断すると、すぐ歯肉炎になり、骨が減っているのでポケット数値も深くなります。

上に書いたように、一度壊れた骨は元の状態まで戻す事が難しい組織なので、基本的に歯周炎は完治するのが難しいです。

毎日のブラッシングに加え、定期検診での検査、歯石除去、レントゲン審査などで現状維持していきましょう。

歯の汚れ

歯科衛生士の松原です。
2019年となりました。
今年もよろしくお願い致します。

今回は歯の汚れについて書いていきます。

歯の汚れの種類として「歯垢」「歯石」といった言葉が使われていますが、違いをご存知でしょうか?

この2つは、実は同じものではなく放置された歯垢が歯石になります。

「歯垢(別名プラーク)」は、食べカスではなく歯に付着した細菌の塊です。
歯垢1mgには数百種類・数億個以上の細菌が存在すると言われています。白っぽくてネバネバしており、丁寧に歯磨きをすれば落とすことができます。
歯肉炎などの原因となります。

磨き残しなどにより次第に唾液中のミネラルと結合して固まっていきます。
これが「歯石」です。歯石は文字通り石のように硬いため、歯磨きでは落とすことができません。

この汚れを放置してしまうと、歯肉炎、やがて歯周病となり歯の健康を脅かします。

お手入れは毎日の歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどのケアが重要です。

また固まった歯石はセルフケアではお手入れ出来ませんので、定期的な歯科医院でのクリーニングが必要です。

定期検診を兼ねたメンテナンスをお勧めします。
お気軽にお問い合わせ下さい。

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
2019年、新たな年を迎え、本日5日より診療を開始致しました。

年末・年始休みの間、より良い治療環境を作るべく今年の「やまもと歯科医院」のビジョンを考えていました。
今年は患者様、スタッフにとって良くなる事を前提に、 大きな変化に取り組みたいと思います。

今年もよろしくお願い致します。