3回目のコロナワクチン接種

年末に落ちついていた新型コロナウイルスの感染者数が徐々にではありますが、再び拡大兆候が見られています。
それらの予防対策として医療従事者3回目のワクチン接種の連絡が年末に届きました。
新型のコロナウイルス株にワクチン接種がどれほどの感染防止効果があるかはまだ良く分かっていませんが、重症化や死亡率の低下には効果があるようです。
当院のスタッフにおいては早々に各自登録準備が整い次第接種する予定です。
スタッフのワクチン接種後の体調管理のために診療やアポイントに影響が出る可能性がありますが、ご協力の程よろしくお願い致します。

ワクチン接種に関して患者さんにも
「明日ワクチン打つのですが歯科治療は大丈夫ですか?」
と問われることがしばしばです。
ワクチン接種前後の数日は、歯科治療での麻酔・外科処置・投薬などは注意が必要だと思われます。
副反応などのマイナス面もありますが、感染抑制の決め手としてのワクチン接種が安全に進むことを願っています。

1歳半〜3歳頃のお口のケア

こんにちは。

歯科医師の玉田です。

今回は乳臼歯(奥歯)が生え、乳歯が生えそろう1歳半~3歳頃のお口の特徴やケアのポイントをご紹介します。

この時期に虫歯ができてしまうと将来永久歯が生えてきた時にも虫歯になる確率が高くなってしまいます。

また、この時期にお口に入った虫歯菌が少なければ少ないほど、将来虫歯になる可能性が低いともいわれていますので、しっかりとケアをしてあげましょう。

この時期に虫歯になりやすい箇所は、上の歯の前歯の唇側と、生えたての奥歯の噛み合わせの面です。上の前歯は、歯と歯の間に食べかすが詰まりやすく、特に唇側は、だ液の出口から遠いので虫歯になりやすいところです。奥歯には、食べ物を細かくすりつぶすために深い溝がたくさんありますが、ここに食べかすが溜まりやすいので、歯磨きをする時は注意して丁寧に磨きましょう。

  • 歯ブラシの毛先を歯の面に垂直に当てる。
  • 軽い力で小刻みに優しく一本ずつ磨く。
  • 虫歯になりやすい上下の奥歯の噛み合わせの面と、上の歯の前歯を特に念入りに磨く。

以上のことを気をつけて磨いてあげて下さい。

歯周病について

 

こんにちは。歯科衛生士の國生です。

今回は歯周病についてです。

歯周病とは歯ぐきに炎症を起こしたり、歯を支える組織(骨)が失くなる病気です。歯と歯ぐきの間にある溝の深さが、正常な状態だと3mm以内とされています。しかし、お口の中が不衛生だったり、他の要因が重なると深さが4mm以上になり歯周病と診断されます。

1、歯周病の外見的特徴の例

一部、または全体的に歯ぐきが濃い赤色。
歯ぐきが腫れ、指で押すと柔らかい。
歯磨きで出血や膿がでる。(喫煙される方は出血しない傾向にあります)

この他にも歯周病の進み具合によっては、口臭が強くなったり、歯が動いたりします。

2、歯周病を進行させやすい主な原因

歯磨き不足
喫煙、歯ぎしり、くいしばり
合わない被せ物など
不規則な食習慣、ストレス、免疫低下の状態
糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常
薬の長期服用、免疫抑制剤をに飲んでいる
両親が歯周病

これが全てではありませんが、この中に当てはまるものがある方は歯周病になりやすい、あるいは進行が速い傾向にあります。

歯周病は軽度、中等度、重度と進行していきます。

また、歯周病では虫歯のような痛みは生じないことが一般的ですが進行するにつれ、強い腫れと共に痛みが伴うことがあります。

何かご不安なことがあれば、いつでもご連絡お待ちしております。

2022年に向けて

今年も残すところ12月のみとなりました。
2021年もコロナ感染防止対策に追われ、思い描いている「やまもと歯科医院」の実現はまだ半ばですが、非常事態宣言の解除と共に来年はスタッフと共に新たなスタートを切りたいと思っています。
そのための計画を立て、12月の残りの日々を有意義に使いたいと思います。

そのようなコロナ感染拡大防止の中、自分はジアズペリオコースのアシスタントとしての参加させて頂いた事はとても有意義でした。
また共にジアズペリオコースを受講し修了した玉田先生が、歯周病学会の認定医も取得出来た事は「やまもと歯科医院」のレベルアップにつながったと思います。

残り僅かになりましたが、患者様の皆様も良いお年をお過ごしください。

歯肉炎について

 

こんにちは。歯科衛生士の國生です。

今回は歯肉炎についてです。

歯肉炎とは歯ぐきが赤く腫れる状態のことです。 歯と歯の間や、歯と歯ぐきのすき間にたまった歯垢や歯石が原因で歯肉炎は起こります。

お口の中に磨き残しがある状態のまま経過すると、歯の表面に細菌が付着し歯ぐきが炎症を起こします。炎症が強くなってくると、次第に歯ぐきから出血するようになります。

歯肉炎が起きる原因は、お薬の副作用やホルモンバランスなどいくつかありますが、最も大きな原因は歯垢(歯の汚れ)です。

歯垢は丁寧に歯磨きをすることで落とすことが可能ですが、磨き残しがあると唾液と混ざり合って次第に硬い歯石となります。

歯石になると歯ブラシだけで取ることは出来ません。更に、歯石には歯垢が付着しやすいため、悪循環に陥って症状が進行していきやすいです。

歯肉炎を予防改善するには、丁寧な歯磨きが必要になってきます。

歯垢が原因の歯肉炎であれば、歯磨きで改善可能です。歯ブラシの他にもデンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯の汚れを落とす習慣をつけましょう。

定期的な歯科医院での歯のクリーニングも必要ですので、いつでもご連絡お待ちしております。

秋季日本歯周病学会参加について

こんにちは。

歯科医師の玉田です。

1015,16日は秋季日本歯周病学会が名古屋で開催されました。

今まではコロナの影響でオンデマンドでの参加でしたが、コロナの感染者数が落ち着いていることと、前日の認定医試験を受けるため現地参加を致しました。

認定医試験は無事合格することができ、歯周病の認定医を取得することが出来ました。

歯周病学会では特別講演として,将棋名人を破った AI プログラム「Ponanza」を開発した山本一成先生(愛知学院大学特任教授)に「人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか」の講演がありました。

また審美領域における難症例攻略のキーポイントや歯周病と糖尿病の関係性を礎とした医歯薬連携などの講演を聞き大変勉強になりました。

学会参加のためお休みを頂きご迷惑をおかけしましたが、今回の学会の知識を日々の診療に生かしていきたいと思います。

10周年を迎える事が出来ました

令和3年11月1日に患者様やスタッフ、取引させて頂いている業者さんをはじめ多くの方々のお陰で「やまもと歯科医院」は10周年を迎えることが出来ました。
あっという間の10年でしたが、「歯科医師、歯科医院として東長崎の患者様に貢献出来ているか?」を常に反省し、修正することがあればスタッフと共に改善にチャレンジをしてきました。
結果が出たこともそうでなかったこともありましたが、これからも日々スタッフと共に成長し、より患者様に支持して頂けるよう11年目も頑張っていきたいと思います。

現在コロナの非常事態宣言も解除され通常の日々が戻りましたが、これから色々な影響が出てくるのだと思います。
そのような環境下において、私達「やまもと歯科医院」では歯科医療をもって皆様に貢献出来ることから一緒に 歩んでいきたいと思っています。

コロナの影響もあり10周年をひっそり行うつもりでしたが、20年以上お付き合いさせて頂いているイーストデンタルの澤村さんとスタッフからお花を頂きました。


イーストデンタルラボ澤村様からスタンドのお花を頂きました。
ありがとうございます。


スタッフから素敵なお花を頂きましたありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。


患者様の加来様よりかわいらしいお花を頂きました。
ありがとうございます。


患者様の西口様よりクリスマスに向けて華やかなお花を頂きました。
ありがとうございます。


患者様の篠原様より当院のイメージカラーの素敵なお花を頂きました。
篠原様は東長崎で開業する前の勤務先の川崎から今も通院して頂いています。
今後ともお付き合いさせて頂きたいと思います。ありがとうございます。

「やまもと歯科医院」は「入れ歯」の評判がとても良いのですが、それは「入れ歯」専門の技工士さんの澤村さんのお陰です。

澤村さんありがとうございます!これからも宜しくお願い致します。!
スタッフのみんなと支えてくれている家族に感謝です!!

定期検診と虫歯について

こんにちは。歯科衛生士の國生です。

今回は定期検診と虫歯についてです。

やまもと歯科医院では、定期検診をおはがきでお知らせしています。
お口の中と体はとても関係が深く、 お口の中を清潔に保つことは、全身の病気のリスクを下げることにも繋がります。

1、定期検診をオススメする理由

虫歯などを早期発見出来ると、初期の段階であれば簡単な処置で済み、痛くなる前に対処できることが多いです。

治療期間が短くなり、治療のために何度も通院せずに済みます。

定期検診に通院している人と歯が痛くなったときだけ治療を受けた人では、80歳の時点で残せる歯の本数が変わってきます。

2、虫歯の段階

C0 【ごく初期の虫歯】
歯の表面のエナメル質が溶けはじめ、白く濁っている状態です。まだ歯に穴はあいておらず、痛みなどの自覚症状はありません。 適切なブラッシングやフッ素塗布で治ることがあります。

C1 【エナメル質の虫歯】
歯の表面のエナメル質がさらに溶け、黒ずんでいる状態です。冷たいものがしみることがありますが、まだ痛みはありません。 虫歯に冒された部分を削り、歯科用のプラスチックを詰めて治療します。

C2 【象牙質の虫歯】
エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行した状態です。冷たいものや甘いものがしみるようになり、ときどき痛むこともあります。 虫歯に冒された部分を削り、詰め物で補います。

C3 【神経まで達した虫歯】
神経まで虫歯が進行した状態です。熱いものがしみるようになるほか、何もしていなくてもズキズキと激しく痛むようになります。歯の神経を除去した後、内部を消毒し薬剤を詰めて被せ物で補います。

C4 【歯根まで達した虫歯】
歯の大部分が溶けてなくなった状態です。歯の神経が死に痛みはなくなりますが、膿が溜まると再び痛みが出ます。 多くの場合、抜歯が必要になり、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで失った歯の機能を補います。

定期検診は長い目で見たときに、 健康でいられて自分の歯で食事がとれるなどのメリットに繋がります。

生涯ご自身の歯で食事を楽しめるよう、また身体の健康を守るためにも、3~6ヶ月ごとの定期検診にお越しください。

フロスと歯間ブラシについて

こんにちは。

歯科医師の玉田です。 

今回はフロスと歯間ブラシについてです。

歯ブラシによるブラッシングだけでは、歯と歯の間のプラーク(歯垢)の61%しか除けなかったのに対して、フロスを併用すると79%、歯間ブラシを加えると85%まで除去できると言われてます。

歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくいためプラークが残りやすく、むし歯や歯周病が発生しやすい場所です。

細いナイロン繊維からできているデンタルフロスを歯間部の清掃に使用するとその部分のプラーク(歯垢)を効率よく取り除くことができます。

また歯間ブラシはサイズがあり、大きいサイズを無理に通すと歯茎を痛めたり、歯茎を下げることに繋がるので注意しましょう。

1番小さいサイズの歯間ブラシが通らない場合はフロスのみの清掃にしましょう。

フロスや歯間ブラシにも種類やサイズ、使い方のコツなどもあります。

分からないことや聞きたいことがあればいつでもお気軽にご相談ください。

知覚過敏について

こんにちは。歯科衛生士の國生です。

今回は知覚過敏についてです。

知覚過敏とは、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一過性の痛みで、特にむし歯や歯の神経の病変がない場合にみられる症状を言います。

知覚過敏症状の主な原因は、エナメル質の摩耗による象牙質の露出です。

エナメル質は歯の表面を覆う硬い組織で、内側には刺激を感じやすい象牙質があります。

歯の強い磨き過ぎや、歯ぎしり、加齢に伴う歯ぐきの後退などで、知覚過敏になりやすいです。

知覚過敏の予防方法・対処方法

1、セルフケア

まずは歯磨きで力を入れすぎないようにしましょう。知覚過敏予防歯みがき剤を使うことも効果的です。

2、歯科医院で行う予防・処置

歯科医院で行う処置には次のようなものがあります。

フッ化物塗布
レジン(プラスチック)充填
噛み合わせの調整

象牙質の表面にコーティング剤を塗布したり、レジン充填を行うことで刺激を遮断します。
歯ぎしりが原因であれば、噛み合わせを調整します。

症状が続くようであれば、早めに歯科医院に相談しましょう。